？？？：森や

　　　　修や

　　　　秘密の話をしてあげようか。とても大事な秘密だよ。

　　　　これは貴方たち二人の幼い神仙と、

　　　　天と、鏡についての話だ

 

子修羅：鏡ですか？

 

？？？：そう

　　　　天の秘密を照らし、見えないものを見せてくれる

　　　　その鏡のはね...

 

---

 

森羅　：......夢...

　　　　今さら。何だってこんな夢を。

 

アロン：起きましたか。神仙も一々寝なければいけないなんて本当面倒

　　　　こちらは眠る必要がないので仕事が早く終わりました

　　　　お客様を迎える準備ができましたね

 

---

 

アゲハ：良し！準備オッケーだ！

 

カリ　：俺も準備できたので待ちましょう

 

アゲハ：.......

 

カリ　：.......

 

コウ爺：うん？

 

アゲハ：いりゃああ

 

コウ爺：きゃあああ

　　　　はっ！

 

アゲハ：大人しく捕まれ、爺さん！

 

コウ爺：なんだってわしにこんな事を！

　　　　えいっ！

 

アゲハ：あっ！

　　　　あの爺さん卑怯にも水に... ！

　　　　わっ！

 

カリ　：止まりましょう

 

アゲハ：うああ！離せ、ばか！

 

カリ　：どこまで行くつもりです。爺さんはすでに底まで潜ったはずです

 

アゲハ：うああ、分かったから離せって、

　　　　って…！

　　　　おい

 

---

 

アゲハ：お前わざとなのか、ちがうのか？

　　　　そこで離したら当然俺が水に落ちるだろ！

 

カリ　：離せと言ったから離しただけですが...

　　　　先生が自分の体を保持してると勘違いした俺にも非はありますね

　　　　謝罪申し上げます

 

アゲハ：謝罪されたのに気分が悪いな？お前のそれも才能だ

　　　　それで...何故あの雑鬼を捕まえる？

 

カリ　：餌として使います。

 

アゲハ：えっ...何？雑鬼を？

 

カリ　：ドチェホを暴れさせる餌です。

　　　　今ドチェホの呪術式は俺の手に封印されてます。「反許諾」で。

　　　　だからドチェホが暴れたら制御する手段がないでしょう

　　　　ジェソンの「反許諾」を解かない限り

 

アゲハ：ああ。だろうな

 

カリ　：ドチェホを暴れるように仕向けねば

　　　　番人が何人かかろうと制御不可能なほどにね

　　　　ここ数日ドチェホをずっと見てました

　　　　呪術式がないから無理矢理に縛ってました。

　　　　きっかけさえあれば暴れ狂う程気が立ってる。

　　　　餌さえ放ってやれば事は簡単に済みそうだ

 

アゲハ：でもお前の思い通りに素直に反許諾を解くか？

　　　　いや、解けるのか？壊れた神源入口もたった二つだし

 

カリ　：俺は実験をしたいんです

　　　　神源入口二つの閉鎖で呪術がどれだけ弱くなったか、

　　　　統制者が出てきて反許諾を解ける程度なのか

　　　　解けるならどうやって解くか見れるのが一番いい

 

アゲハ：解けなけきゃどうする？ドチェホも制圧できない

 

カリ　：雨和院は大変でしょうが、我々の知った事ではない

　　　　どうせ人間は攻撃しない獣だから平気でしょう。

 

アゲハ：そうか...

 

カリ　：だから積極的に雑鬼を捕まえましょう

　　　　どうも虫取り網で捕らえるのは難しそうだし...

　　　　餌を捕らえる為の餌を使ってみますか

 

アゲハ：え？

 

---

 

コウ爺：ひぃい…悪党共め...

　　　　年寄りを捕まえてどうすんじゃ...

　　　　うん

 

母幽鬼：ねんねこ…ねんねこ…

　　　　私の…赤ちゃん…

 

コウ爺：あっそうじゃった。母子がここに封印されてた

　　　　ああ！そういえばあいつらもここを知ってる！

　　　　いかん、いかん！早く他の所に隠れんと！よいしょ！

　　　　きゃあああっ

 

ウリ　：な、何よ？ 驚いた...

 

ナリ　：何、何？ここにも幽鬼がいるの？

 

ウリ　：ここにも雑鬼がいるのね...

 

コウ爺：ほ、雨和院の学生か

　　　　わ、わしを助けてくれぬか？！

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

5部を始めます！よろしくお願いいたします：D‼︎!

 

修正日：2023/09/27