アゲハ:うわあああっ!おい後後!いやこっち!
うわああああ!
アロン:やれやれ…我々も色々な者を食べ、
かなり力を付けたと思ったが…
これ程の数の時鬼にも押されないなんて。
私は生前から人を見る目だけは良かったんです!
またここに来たという事は…
私の提案を受け入れるとみて良ろしいですか。
アゲハ:提案?何の提案をされたんだ?
カリ :いきなり攻撃しておいて言う事じゃないな。
今回来たのは別の用事ではあるが。
アゲハ:ああ何を提案をされたんだよ!
カリ :放して下さい、彼らの首領になって欲しいと言われました。
アゲハ:しゅ〜りょ〜だと~?
アロン:別の用事ならば何をしにいらしたのでしょう?
こんなに遠くまで。
カリ :人形師に会わねばならぬ
アロン:まあ、人形師でしたら少し難しいと思います。
カリ :それはどういう意味だ?
アロン:私共がこの人形師谷近くで大手を振るって歩いてるのが、
何を意味するでしょう?
我々もずっと息を殺して生きていくわけにはいかない
人形師谷はもうあのドジな人形師のものではない
我ら時鬼のものです。
カウリ、貴方のものにできます。
人形師を探してるなんて、どうゆう事ですか?
この人間も手に入れられたし、
もうその人間の子の体にも、雨話院にも用はないのでは?
アゲハ:ああ...それが、俺が外に出たのは一時的で、
一、二夜程寝たら俺の体にかかった呪術が戻るから?
すると為す術もなく雨和院に連れてかれんだ、俺は。
あいつの力ではどうしようもないだろう。
アロン:あら、ご親切に、失礼ですがお名前は?
アゲハ:アゲハだ、そちらは?
アロン:アロンよ
アゲハ:時鬼は皆あいつの様に話が通じないかと思ったが、
おたくは対話が出来るんだな
気楽に話してよ、おたくも古い幽鬼の様だが
うっ!
アロン:あまり馴れ馴れしくしない方がいいわよ、アゲハ。
貴方の側にカウリさえ居なかったら...
ここの全ての時鬼が貴方に襲い掛かったはず
もちろん私もそう。
話しは今のようにしましょう
これ位の距離感は必要です。
カリ :わかったのならこちらへどうぞ、先生。
人形師がいそうな場所がどこかも分からぬのか?
アロン:場所は分かってますが私共だけでは近づけません。
貴方なら可能かもしれないですね。
カリ :それで、場所は?
アロン:カウリ。いくら貴方でも理由も知らずに助ける事は出来ませんね。
‘別の用事’と言いましたか。その人間の体は異常がないように見えますが。
人形師を探す理由を教えて頂ければ、このアロンが是非ともお手伝い致します。
カリ :俺は今まで以上に力が必要なのだ
俺の敵が誰か分かった
あの人形師は我の敵と関連がある
俺はそれを突き止めなければ
俺の勢力になると言ったか
俺を首領にするつもりならば、その敵は貴様の敵になるだろう
アロン:ということは…
カリ :そうだ、貴様の言ったように俺は勢力が必要になる。
今すぐにではないが。
我はまだ雨和院に用がある-
アゲハ:うああああ
カリ :先生…?
<ふぃるる先生コメント>
アロンの手の数が増えました〜!それなりのアップグレードです ふふふ
修正日:2023/09/20
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