ナリ :な…なんなの、これは...?
???:この子は正常な魂心があるのだ!
諦めた方が良いぞ!
天神:くぅ-!あああああっ‼︎
くふううっ、ううっ。。。
気を集めて漬けた鬼酒だな...それもかなり古い...
必ず、天の命を成し遂げる、再びお前を訪ねよう!
天の意に沿う準備を...しておくのだ!
ナリ :あ…ありがとうございます...
ところで...誰ですか... ?
祖上神:誰と言ったら君の先祖様だよ、 この馬鹿者めが!
誰が妹だって?
天神に嘘をついてはいかん
次からはそんな事はやめなさい
天神を追い払う事はわしも二度は出来ぬ
百年漬けた鬼酒もいくらも残っておらん
ナリ :あっひゃぁ!
祖上申:さあ、これで全部使った。
このままでは妹はどのみち弱く生きる事はできない
神に従うのが正しいのだ
やれやれ、気の毒な
アゲハ:...........
ナリ :パパとママは…その日何も聞こえなかったって
私の話を聞いて雨和院の人を呼んで何か聞いて…
それでここに来る事になったの
私は青銅鏡眼もないのに何故そんなものを見たんだろう?.
夢かと思ったけど翌日まで頭から酒の臭いがしていた
アゲハ:その幽鬼は力が強くて自分の姿を現わせたんだろう
その酒をかけた幽鬼は...
天神を追い払ったのを見るとかなり古い祖上神のようだ
ナリ :そう?じゃあ本当に夢じゃなかったんだ。
アゲハ:……
ナリ :ウリは私より体が弱いの
自分の魂心がないからなんだって。
ここの教授達が出来る事は、可能な限り魂心なしで暮らせるようにするくらい
いつかその神はまた戻って来るって
アゲハ:天神が腕が吹き飛ぶほど打撃を受けたら、
回復するのに10年はかかるはずだが?
ナリ :うん、教授達もそう言ってた。なのに、こんなに早く…
その日もウリは熱が出て苦しがった。今と同じ様に。
教授達は神を阻む事は出来ないって。
祖上神のそのおばさんももう防げないと言った。
どうしよう、アゲハさん。
あの神がウリを連れて行ったらどうしよう
アゲハさん。
アゲハさんは...何か分からないけど強い力を持ってるじゃない。
アゲハさんの力で何とかならないかな。
アゲハ:神というは… すごく見えても大した事はない。
自分の力を使い果たしてしまうと天に帰るんだ。
ナリ :うん?
アゲハ:背中に花が咲き、肌が夜のように暗く青い神だっけ?
ちょうど大同祭のために天神の本が沢山ある。
見つけた、天神ハンヤ !
天の使い…
天の仕事を成し遂げる度に背中に花が咲く...
ウリを連れて行こうとするのも天のお使いか?
まあ、俺らの知った事じゃない。
夜にだけ姿を現し昼のように眩い光を放つ。
この神じゃないか?
今夜大洞祭で俺が神舞を踊るじゃん。神を俺に憑依させる踊りだよ!
何神を呼ぶかは俺の自由だから、この神を呼ぼう!
俺がこの神を憑依させて力を使い果たせば天に帰るだろ。
そしたらウリを連れて行かれる心配もしなくて済む!
ナリ :そんなこと...できるの?
アゲハ:学生の時俺が呼んだ将軍神はそれで帰ったぞ!
さあ、儀式に使う武具を取りに行こう!
アーチ:〈君は危険は避けるべきという考え自体をしない〉
アゲハ:(いや何、ハンヤは悪神じゃないし)
(そんなに危険でもないから...)
(それにウリの命までかかってるじゃないか)
(この位平気だろう)
<ふぃるる先生コメント>
寒さに気をつけて幸せな一週間にしてください!
修正日:2023/09/22
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