アロン:こんな日もあるのね!
狩人が人形師の谷にいらっしゃるとは
なんの用があって来たんです?
このアロンは…
気になって気が狂いそう!
狩人子:時鬼どもにしてやる話しなどない…
残党の分際でしつこいぞ!
アロン:あはははは!
そうです、私たちは残党です!
あなたは残党に捕まった捕虜です!
滑稽な事は同じ
ねえそうよね残党達?みんな知ってる?
狩人は私たち幽鬼のように、
体が時の糸と記憶の糸で出来てるのよ?
あの生意気な狩人を我々で食べたら…
この痛ましい傷が少しは癒えるかも…
…しれないけど、
そうするにはまだ早い
さあ…あなた?
私たちは知りたい事が山ほどある!
まずなぜ人形師の谷に来たのかから…
仰っていただけます?
口をつぐんでいては、酷い目にあいますよ!
カリ :次の質問をします
カルセ先生が召喚霊に命令語で指示するのを見ました
アゲハ:ええ...うん...そんなこともある…
カリ :命令を下せば何でも従うんですか?
アゲハ:いや…それは呪文みたいなもんだ...
召喚霊は決まった命令語だけきく...
捕縛と...連行と…そして…ううう…
カリ :何があるかは俺が探してみます
コダマ:戌刻!戌刻!
カリ :今日はこれくらいにしましょうか
次の補習授業で会いしましょう
アゲハ:あーはい、はい!
次も何もとりあえず出よう!
中間考査も終わったのに何でひたすら過酷な事を?!
カリ :中間考査はまだ1科目残ってます
アゲハ:え?残りは何だ?
カリ :制圧実習です
アゲハ:それ受けなかった?
カルセが採点してたが
カリ :それは筆記試験です。
来週実技を追加で行うそうです
アゲハ:あーうん、制圧はそうだった
実技は何見るんだ?
カリ :基礎体力と武具変形を見ます
アゲハ:そっかぁ
……
カリ :……
アゲハ:おい
カリ :はい
アゲハ:俺は憑依中の事をまばらに覚えてるが…
お前武具変形完璧に出来てない?
カリ :武具の形をほぼ完成させています
アゲハ:1年生は柄の形だけでも絶賛されるレベルで?
おい、お前…すごく目立ちそうだな?
カリ :調節する練習をしなければなりませんね
アゲハ:........…なに
カリ :人目を気にせず練習できる所がここだけでしたので
ちょっと失礼します
アゲハ:何だと?
わ…マジで…お、お、お前なあ…
おいこら、すぐに出てってくれない⁈
俺の部屋を犬小屋を出入りするように自由に...
俺がマジで惨めだから出ていけ!
カリ :カホン
アゲハ:うわああああ眩しい!しかもすごく派手だな!
目玉だけでいくつだ?!
お前素手で戦う時鬼が何で
こんな豪華絢爛な武具にしてんだよ⁈
カリ :俺が生前に使っていたものと似ています
アゲハ:…え?
カリ :派手なものは好きではない
しかし王室から直々に頂いた物を使っていて、
それが手に馴染んでるんです
アゲハ:…妖鈴の名前 'カホン' だったか
聞いた覚えがある
確か歴史を学んだ時…
カリ :'カホン'は
俺の本当の名です
<ふぃるる先生コメント>
中間考査期間が少し過ぎました。
上手くいくことを願っています!私は…でも何か書いて出しました‼︎
修正日:2023/09/03
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