対話2

 アゲハ:尋問の前にウリに会わせてくれ

    ここにこっそり入れてくれたら良い、その裏口から

    ほんのちょっとだけだ、頼むよ

 

カルセ:一体…

    ……

    裏口の結界、前の狩人憑依の時に強化されてる

    今回は他の先生が直接守ってる

    …だが表門の警備は私だ

    アゲハ

    私はお前の為に雨和院に残ってる

    雨和院がお前をこんな風に捕らえ追及しても、

    私は無条件にお前の味方だ...お前が望むようにする

    お前…

    大丈夫だよな?

 

アゲハ:.........

 

 

カルセ:…何だって構わない

    お前さえ良ければ良い、お前さえ...

    尋問は夜が明けたらすぐ始まる

    私は表門で警備にあたるから...

    ウリ...いつもの服を着せればナリと思うだろう

    お前達に食事という名目で入れるよ

    これだけ答えてくれ

    お前がこうするのは…誰を助けるためか?

 

アゲハ:今度こそは完全に俺自身のため、

    自分勝手な選択だよ

 


 

コダマ:*辰の刻!辰の刻! *辰の刻:午前7時~9時

 

女性 :只今より第2神源入口崩壊の件で、

    対話科教授アゲハと、1年生カリの尋問を始めます

 

アゲハ:はは..ここに来たら悪い事が起こりそうなんだけど

 

カリ :今日は違うはずです

 

女性 :静粛に!

    まず、アーチ先生より事件を簡単に説明してください

 


 

ウリ :アゲハさん!

 

アゲハ:ウリ!

 

ウリ :何したのよ、また。そして何故私を呼んだの

 

カリ :お前を呼んだのは俺だ

 

ウリ :はぁ...やっぱり

    アゲハさんとあなたが捕まったというから、

    あなたが呼んだのかもと思った

    これの為に私を呼んだのね?

 

カリ :持って来てもらうつもりだったが、気が利いてるな

    俺にくれればいい

 

ウリ :はい、はい

 

アゲハ:え?

    何だ、それ!神鷹の香じゃない?!

    あれを何であの子が持ってんだ!

 

カリ :俺が預けておきました

    自分の部屋に置くには心配でしたので

    俺はササと同じ部屋ですから

 

アゲハ:だからってウリに預ける⁈

    お前ら二人いつからそんな仲が良いんだ‼︎

    ウリお前はこいつが何か分かってるのか…!

 

ウリ :大体知ってる

 

アゲハ:知ってる?!

 

ウリ :私の目、すごく良く見えるの

    誰かさんのおかげで

    あの子がとても不気味な奴ってのは大体見える

 

アゲハ:そこまで見えててあいつを手伝った?

    なんで?

 

ウリ :アゲハさんの糸も見えたの

    ある意味私と仲間みたいじゃない?

 

    アゲハさん

    私は、

    アゲハさんが自由になって欲しい

    長老たち、先生たちの考えは私は分からない

    守りたいなら自分で守らなきゃ

    人の魂をかすめ取りながら平和を守るなんて、そんなの...

    良くないわ

 

    さあ、こうすればいい良いのよね?

 

カウリ:良し、今から…

    反許諾を解除してみようか

 


 

<ふぃるる先生コメント>

何をするつもりなんですか!

 

修正日:2023/09/28



コメント: 2
  • #2

    りんご (月曜日, 25 2月 2019 16:26)

    最後のシーンのカウリさんがかっこよ過ぎてリアルに声が出たww
    アゲハの半許諾の召喚主である神鷹の香を使ってカウリさんが憑依させて?半許諾を解くってかんじだろうか…?

  • #1

    ネク (月曜日, 25 2月 2019 10:50)

    カウリさんの交友範囲が以外に広い