カリ　：こんなに慌てて現れるとは有難い

　　　　久しぶりだな

 

ササ（修羅）：柄にもなく家族の事を聞いて

　　　　どういうつもりだ

 

カリ　：親友なんで少々気になってな

 

ササ（修羅）：真意を言え

 

カリ　：ササが言う「父」という者…

　　　　貴様であろう？

　　　　息子の体を操るとはとんでもない家庭教育だな

　　　　夫人*が何か言わないのか？（*妻のこと）

 

ササ（修羅）：はは、「夫人」とは

　　　　時鬼にそんな事を聞かれるとは実に面白い

　　　　この子供は人間だ

　　　　本当に俺の子だとでも思っているのか

 

カリ　：やはりそうか

　　　　息子じゃなければ何をしたのだ？

　　　　友達だから気になってね

 

ササ（修羅）：友であれ何であれ

　　　　この子供に関心を持った所で何も得られぬ気にするな

 　　　　

　　　　すでに死んだ子供だ

 

 

カリ　：どういう意味だ？

 

ササ（修羅）：ただの人形ゆえ気にするなという意味だ

　　　　こんな話をする為に呼び出したのならがっかりだ

 

カリ　：第2神源入口

　　　　俺が破壊するから、知ってる事があるなら話せ

 

ササ（修羅）：ほう、こう厚かましく情報を要求するとは

 

カリ　：厚かましいのは貴様だ

　　　　俺が第7神源入口を壊す間何をしていた？

　　　　今まで破壊した神源入口はたったの２つ、

　　　　貴様一人で壊した事などないではないか

　　　　だから情報くらい出せというのだ

 

ササ（修羅）：これは随分軽くみられたものだ...

　　　　良いだろう、情報を与える

　　　　そして他の神源入口も一つ壊しておく

 

カリ　：それでは、

 

ササ（修羅）：半以上の神源入口が消えるだろう

　　　　こんな事もすぐ終わるな

 

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カリ　：…少ないですね

 

アゲハ：これ持ってくるのも苦労したんだ、この野郎

　　　　まあとにかく祭壇にはこれさえあれば良い

 

カリ　：何です？

 

アゲハ：酒だよ、決まってんだろ

　　　　どうだ、この祭祀膳？幽鬼の立場から

 

カリ　：…ないよりマシでしょう

  

アゲハ：ちゃんと出来てる？

　　　　魚の頭こっち向きで良いのか？

 

カリ　：俺も知りません

 

アゲハ：じゃあそのままやろう

 

 

 

アゲハ：なあ...それで今から何すればいい？

　　　　壊す方法ちゃんとわかったのか？

 

　　　　筆？

 

カリ　：ここに埋められた教授が生前使っていた物です

 

アゲハ：そんな物またどこで手に入れ…え⁈

　　　　な、何だ！それを壊すのが方法？

 

カリ　：そうです。

　　　　正しくは...

　　　　教授の石像を怒らせねばならない

 

アゲハ：うあっ、目が開いた！

　　　　怒らせるなら祭祀は何のために丁寧にやったんだよ！

 

カリ　：持ち上げてから叩き落とした方が簡単に怒るでしょうから

 

アゲハ：この悪党！

 

カリ　：石像の両手をよく見て下さい、先生

 

アゲハ：手を？

 

カリ　：教授が石像の下に埋葬されたと言ってたでしょう

　　　　そう知られてるようですね。

　　　　でも違います

　　　　教授の遺体は、

　　　　石像の両手の中にあるそうです

 

アゲハ：そ、それであれをどうすんだ？

 

カリ　：あの教授がまさに第2神源入口を守る結界です

　　　　あの教授を制圧すれば、神源入口も力を失う

 

アゲハ：えっと...俺は離れててもいい？

 

カリ　：勿論です。見張りをしてて下さい

　　　　すぐ終わらせますから

 

　　　　「カホン」

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

久々にカッコいい武器を出したのにあんな風に投げてしまうなんて

 

修正日：2023/09/28