ジニョン：兄様…

 

ジンヒ　：お兄ちゃま…

 

ジニョン：兄様、行かなきゃダメなの？

 

ジニ　：行かないで、お兄ちゃま

 

カルセ：ハハ...泣かないで、秋夕には帰るから。うん？

　　　　では…これで行って参ります。父上。

 

カルセ父：そうか...沢山学んで来なさい。

　　　　ジニョン、ジンヒも泣き止んで

　　　　永遠に会えない訳じゃない

　　　　行ってらっしゃい、ジヌ

 

カルセ：自分の名前を使えないのですか？

 

ハク　：同じ字を使う弟妹が二人もいるでしょう？

　　　　本名を捨て名前を新しく作らなければなりません

　　　　私も4人兄弟の2番目なので名前を変えました

　　　　鳥の名前は厄を飛ばすという意味があります

　　　　私は生まれた時から髪が白いため白い鳥と名づけました

　　　　どうですか、君

 

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王立雨和対話者専門養成院

在学証明書

名前 カルセ

生年月日 358年9月14日

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先生　：カルセ！おめでとう。また首席だな！

 

カルセ：先生。

 

先生　：このまま卒業したら百栄宮にすぐに入れるだろう。

 

カルセ：本当ですか？

 

先生　：そうだとも

　　　　とても宮に入りたがっていたから、よかったな

　　　　お父上が****大監と言っていたか、

　　　　百栄宮の番人になれば頻繁に会えるだろう

 

カルセ：はい…

　　　　(このまま百栄宮に入って…王宮番人になれば、神龍の信任を得て…少しでも、父の望むものに近づけるだろうか。)

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先生　：今回の制圧と卒業試験は神源パトロール形式で行われる。

　　　　教授1名、番人1名、卒業班2名が一つのグループになります

　　　　神源深部に進入する事になるので細心の注意を払う様に

　　　　間違いがあれば卒業できない程度では済みませんからね

 

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先生　：卒業試験とはいえ厳然たる番人の任務だ

　　　　気を引き締めてちゃんと付いてくるように。

 

カルセ：はい！

 

生徒　：はい！

 

カルセ：大丈夫か？

 

生徒　：ううっ…

 

狩人　：くそっ、くそ！ううっ！

 

先生　：狩人に会うなんて、こんな外郭で...

 

サニ　：危なかったですね。

　　　　うん？

 

先生　：どうした、サンイ？

 

サニ　：この狩人...

　　　　「巳」です！

　　　　我々の警備で二ヶ月前に確実に息の根を止めたのに....

 

先生　：何？ただ仮面が同じ奴ではないか？

 

サニ　：それにしては声や攻撃方法が...似すぎている。

 

狩人巳：ふふふ…あははははは！

　　　　何も知らぬのだな！愚かな人間供め！

　　　　ははははは！

 

カルセ：しまった！

　　　　くっ！

 

生徒　：ううっ！

 

カルセ：うわっ！

　　　　うああああっ‼︎

 

生徒　：カルセ！

 

カルセ：この、 離せ！ ううっ！

 

先生　：いかん！

 

サニ　：な、なんてことだ…

 

生徒　：カルセ！

 

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狩人　：ハハハハハハハ！

 

　　　　アハハハハハ

 

　　　　青二才の小僧じゃないか！

　　　　白魔地に何しに来たんだ！

　　　　狩人を皆殺しにきたか？

 

　　　　ハハハハハハハ！

 

　　　　あれが見えるか、小僧？

　　　　白魔地に足を踏み入れた愚かな番人供は皆ここを墓場としたのだ！

　　　　先輩たちに挨拶したらどうだ！

 

　　　　穢れた鏡泥棒め！

　　　　白魔地にその魂すら残れぬよう、

　　　　引き裂いてくれる！

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

よく休みしっかりあそんできました〜！

白魔地過去編、「時の糸」を開始します！

 

修正日：2023/09/24