神が来る夜は
歩くたびに太陽のような光が弾ける
目が眩む程真っ白な夜
[雨和大同祭(デドンジェ)]
[1年に一度雨和院で行われる大きい祭事だ]
[3日間供物を捧げ神と幽鬼達に学生の健康を祈願する]
[皆でに祭祀の供物を分け合い儀式を見物する祭事である]
アゲハ:まったく、人が酷い目にあったら休めと言われそうなもんなのに、どうしてもやらせるんだな
カルセ:どうせ授業もなくて暇じゃないか。
アゲハ:…そうだけどさー
ササ :カリ!
また故郷行ったって! お父さんは大丈夫?
カリ:もう大丈夫だ。
(そうゆう話にしたのだな)
ササ :そうなの? よかった
ホソ :大同祭開始前に戻れて良かった! 逃したらもったいない。
すごく大きい行事だから近くの住民達も‘許諾’を受けて見物するらしい!
女生徒:カリー!
ちょっとこっち来て!
酌平堂の双子が君を探してるよ?
カリ :どうした。 先生にまた何かしたのか?
ナリ :いや、今回は極めて個人的な用事で...へへ。
う~ん、貴方達青銅鏡眼を持つ子達は時の糸が見えるじゃない。でしょ?
カリ :そうだな。
ナリ :本来人の体の中にある糸は見えないっていうけど、
私は一本が体の外に出ているらしいの、見える?
カリ :見える。
ナリ :ああ、よかった!
悪いけど、その糸を辿ってくれる?
カリ :何でだ
ナリ :ああ、その糸がウリと繋がっているのよ?
ウリが昨日からずっと見当たらないの!
カリ :こうゆうのはアゲハ先生に頼めよ
ナリ :今日大同祭初日だから先生達は祀りに行ったでしょ
カリ :へえ
ナリ :ウリが数日前からちょっとおかしくて
夜もよく眠れないみたい
あまり喋らないし
どこか具合が悪いのかも
少し落ち込んでるように見えて。
まあ、ここに来る時からそうだったけど
私は酒作りできればどこで暮らしても良いんだけど、
ウリはここに来たくはなかった。
突然家を離れるのを喜ぶ人はいないわ。ここはやる事もないし
あの子はここで学びたいみたいだけど
でも青銅鏡眼がなきゃ受講できないじゃない。
まあ読書のような教養は聞けるけどつまらないし
それだけだって
おおお、見つけた!
ちょっと!何でこんなとこで寝てるの?!
え?
ねえ! ウリ! どうしたの⁈
どこか具合が悪い?
うあああ、すごい熱...
ウリ!
ねえ!
カリ :先生を呼んで来...
ナリ :束療院行こう、早く!
[‘知告祭’]
女教師:三拝を行います
[雨和大同祭は初日の朝、教師達が本館に集まって知告祭を上げる事から始まる]
女教師:これにて知告祭を終了します
先生方は各自担当した行事の準備をしに行ってください。
アゲハ:さっさと出よ
アーチ:包帯を外してるのね
アゲハ:うん…知告祭で死頭術なんかしてたら穢れるって言うから
アーチ:確かに、教師が集まってる場所で襲いかかる間抜けな雑鬼はいないか。
さあ、これを君に届けてと頼まれた
アゲハ:何だ
アーチ:ジンスからよ
アゲハ:おおっ、久しぶりだな!
はは、こいつ相変らず一言一句どうでもいい話が上手いな
えっ、大同祭に来るって?
こういうのは早めに話すだろ…うん?
一週間前の手紙じゃん! なぜ今寄こした?
アーチ:出張から帰ったら君が山神会に拉致されてたんだ!
アゲハ:あ、そっか? すまん
<ふぃるる先生コメント>
今年最後の更新ですね〜!2017年も楽しんで連載しました!
いつもありがとうございます:D 明けましておめでとうございます♡♡♡
修正日:2023/09/22
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ぴょん吉 (水曜日, 28 3月 2018 11:21)
アーチ先生とアゲハの漫才好きw
ナリちゃん、力強い!