殿下 :封印の一族で青銅鏡眼なしで生まれた子供がいるというので見に来たが、
こんなにしっかりした子だとは思わなかった。
叔母 :この山を離れるのが…この子にも良いでしょう
あの山はあらゆる怨霊を封印して守る山.
青銅鏡眼がなければ狙われるので…
封印の一族はみな青銅鏡眼を持って生まれた、
封印の山を守る為に長い寿命と優れた身体能力に恵まれる。
山の使命を受け生まれた彼らは山を離れないのが原則。
だが、
封印の山 オルネ'カホン'。
青銅鏡眼を持たずに生まれた為、
封印の山を離れるのを許す
殿下 :さあ…行こう、坊や!
この国 到来国の都で、私の宮で!
西の地の小さな国到来は…神竜到来が自分で建てた国
前例がなかっただけに天神同士も噂した
土地の気を治める神竜が人間の統治を手伝う事はあっても、
自らが人間を治めると名乗り出る事は無かったから
神竜到来
珍しくもあった、一角神龍だなんて
殿下 :エイッ!
そんなにのろまでこれを奪えるか!
さあ、見なさい! 私は手も使ってないよ!
老いた婆さんから柿も奪えないでどうする!
こやつは、大変という一声もあげないな。
ちょっと休もう、座りなさい。
天気がとっても良いなあ。
外は悪い便りだらけなのにね
カホン:悪い便りですか?
殿下 :'狩人'らがまた封印の山を襲撃したようだ
悪い奴らのようだ。性根が良くないのだよ
目が青ければ捕えて殺さねばならないなんてとんでもない
ホンよ
私は巨大な垣根を作った。
到来国という名をつけた大きな大きな垣根を。
この中は全て私の責任なんだ
面倒を見て、守って...
そう、少なくとも苦労しないようにしたかったが。
私の垣根はまだ弱いな。
いつ壊れるのか分からない。
私はどうすればこの巨大な垣根を守っていけるだろうか
ハハ、お前に答えを求めたのではない。
これ、そうはいかないよ! 抜け目のないやつ!
男性1:殿下自ら子供を教えてるんですって。
男性2:はい、休み時間をいつもあの子と一緒に過ごします
食事もいつも一緒になさって、
余裕がある時は勉強もご自身で見ておられます。
男性1:子供のいない殿下ですが...どうしてあんな縁もゆかりもない子供を...
男性2:まあ...特別な子供ではあるでしょう
あの有名な封印の一族出身ですから
殿下 :この程度でうぬぼれるでないぞ、けしからん奴め。
カホン:これもすでに6年目です。
お年ですしあまり無理なさらないほうが。
殿下 :年齢が何だって?
カホン:いえ、こんなにお元気なので...
仕える者としてこんなに喜ばしいことはありません
殿下 :お世辞なら少しくらい笑いながら言いなさい
カホン:…殿下。
今年の武科ですが
殿下 :うん?
カホン:俺も受験するつもりです
殿下 :それなら特別難しい問題を準備しなくちゃね
武官 :ここにいる者は到来の1、2次武科を全て通過した者だ
基礎体力とある程度の知的能力を全て備えている。
だが、そんな人材を全員選ぶ事は出来ない。
カホン:(どんな問題も、完璧にやってみせる)
武官 :そこで殿下が到来国の武官に必要な素養を選り分ける為の問題を自ら提案なされた。
今回の到来国武科最終試験の主題は...
'除霊'だ!
<ふぃるる先生コメント>
特別編も含めた数字ですが来週で100話目ですね!うわーん
修正日:2023/09/06
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ぴょん吉 (日曜日, 25 3月 2018 07:54)
柿エピソードがついに…!
殿下、そこに刺すなんてかわいい(*´꒳`*)