山神会1

アゲハ:うおぉぉ- カルセどうしよう

    首長のでかい図体で馬まで全部潰されたはずだ!

 

カリ :カルセは長く訓練した番人です。

    うまく対処したでしょう。

 

アゲハ:カルセ疫病にかかったって!

 

カリ :疫病でも動けてるし良くなって来たんじゃないですか

    それよりも自分達の心配をしたらどうです

    (どれどれ...)

    (反許諾は動けず、番人も近くにいない。)

 

アゲハ:自分達の心配?

    ああ、確かに...山神会行って何したら…

    もう出てきてるしやっぱ首長の家に行かないと

    反許諾を解く方法を探せるし

 

カリ :ふむ…

 

アゲハ:ところで俺山神会には初めて行くんだ

    お前は行ったことある?

    うん?

 

アゲハ:おい! 山神会行った事があるかって!

 

カリ :何度か通り過ぎたことがあります。

    外の風景を見るにもう着きますね。

 

運転手:あの…お送りするのはここまでです

 

カリ :降りましょう、先生。

 


 

修羅 :ついに…坊…お前はついに...

    我の言いつけを破って外に出たな…!

    この脚で!

 


 

アゲハ:わーっ‼︎

 

カリ :何ですか?

 

アゲハ:いや、ただ…滑った…

 

カリ :…先生

    先生?先生!

 

アゲハ:え!

 

カリ :さあ起きて。 ひとまず首長の家に行きます。

 

アゲハ:え…うん。

 

村人 :まあ〜いらっしゃいませ、お客様!

 

アゲハ:は、はい?

 

村人 :さあ、さあ~うちは牛骨煮込みスープが一番人気だよそれ二皿?

 

アゲハ:あのう、俺ここに入った?

 

カリ :結構です

 

村人 :いや若いの何でこんなに貧相なの?

 

アゲハ:はい?

 

村人 :こっち来てこれを一口試してみて。

 

アゲハ:何、何をするって?

 

カリ :結構です

 

アゲハ:ウアアッ オイそっと引っぱれ!

 

カリ :金はあるんですか?

 

アゲハ:金? あるわけないだろ。

 

カリ :金もないくせに客引について行かないでください。

 

アゲハ:ああついて行ったんじゃなくあの人が勝手に-

 

カリ :行きましょう

 

アゲハ:おい、一緒に行こう!

    ああ歩くのすごい早いな!

    お前その外套の下は走ってるんじゃないの?

    俺は走るの苦手だから歩こう!何でそんなに急ぐ!

 

カリ :俺は歩いてるだけです。

 

アゲハ:嘘をつくな!

    俺より脚短いのに何でそんな早く歩けるんだ?

 

カリ :先生が遅いのです。

 

アゲハ:違うって!

    俺が歩くの遅いなんて聞いたことがない! 

    おい、俺と歩幅合わせて歩いてみろ!

 

    あそしてどうせ来たのだから見ながら向かおう-

    こんな大きい村初めて見るんだ!

    なあ!

    ...…

    お前もしかしてお金ない?

 

アゲハ:登るほど静かになるな。

    上は人があまりいないみたいだ

    首長の家までどの位歩くんだ?かなり高いとこにあったけど…

    俺そろそろお腹がすい-

 

    うっ!ううくっ...お... お前...

 

カウリ :...こんな状況でそんな呑気にお喋りなんて。

    俺が何であるか完全に忘れてしまったようだ...

    アゲハ

 


 <ふぃるる先生コメント>

新しい話を始めます:)

 

修正日:2023/09/05



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