アゲハ(疫神):マウンの郭が…閉じた。何がおきたんでしょう?
…スチョン
くそ!傷もつかない!
ならば…
マウン:(何がお前に苦痛を与えたのか)
(何が貴方の恨みになったのか)
叔母 :またこんなに怪我をしてきたのね
やれ、一応薬をつけておこう
痛くても我慢してね
どうしましょう、あの子は…
青銅鏡眼ではない子供が生まれるとは…
あの子がこの封印の山で堪えられるだろうか
幽鬼達がいたずらをしたくてうずうずしてます
彼らを見れないからさらに調子にのって...
マウン:(嗚呼。生前に封印の一族だったのか)
(雑鬼を集め山に閉じ込め一族全体が守った)
(全ての封印の一族は皆青銅鏡眼を持って生まれるが…)
(例外がいたとは知らなかった)
叔母:あの子の母も薄情だよ
目でもきちんと譲ってあげて逝ければ....
幽鬼 :もうこの程度は軽く避ける 、こりゃ!
ではこれはどうかな!
上手く避ける!
[見えもせず、聞こえもしないが、]
[明らかに何かが居るのがわかり…恐ろしかった]
[しかし怖がると、]
[さらに恐ろしい事が起こるのを知っている]
殿下 :うあああっ!
アーアー...あらまあ..
おっと、角が刺さってしまった、この角めが!
坊や、この婆さんを助けてくれる?
魔物のお婆さんを助けると良い事が起こるよ
カホン:お婆さんは魔物ではありません
俺は魔物を見れませんから
殿下 :そうだね…私は実は魔物じゃない
でもお婆さんを助けると良い事が起こるものだ!
昔話は全部そうじゃないか!
助けてくれる?
ふむ...そうか
幽鬼のいたずらを避ける為に素早くなったが...
鍛えてはいないから力がないね
カホン:え?
殿下 :あ、いや。そのまま押してくれる?
わああー本当にありがとうね、坊や!君のおかげで助かった!
お礼に願いを叶えてあげる!欲しいものがあるかい?
カホン:…もう良いんです
殿下 :大変じゃないか?
青銅鏡眼でないことが。
カホン:持ってたら他の苦労があったでしょう
どうであれ苦労するじゃないですか
殿下 :ハハハハハハ!
君がわずか十二歳とは!
生涯生きたように話すのが面白い!
カホン:俺の年をどうして…
殿下 :そう、皆苦労している!でもそれが当たり前ではない!
私は人間たちがもう少し苦労しないで欲しい!
そうなるようにするつもりだ!
どうかね。 坊や!
私の仕事を手伝ってくれないか?
青銅鏡眼がなくともできる事が、私の宮にあるのだよ
<ふぃるる先生コメント>
カウリ過去編を始めます:)
修正日:2023/09/06
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ぴょん吉 (土曜日, 24 3月 2018 17:47)
あああ…子カホン!!!
なんと可愛らしいのでしょう…。