ねんね3

コダマ:申刻!申刻!申刻! ※申刻:午後3:30 - 5:30

 

カリ :先生、 入りますよ

 

    何だ

 

    ……

 

ナリ :ウアアアちょっとまって!

    ストップ!!

    あ、ちょっと!!

    うわーっ!

 

カリ :これは何の真似…

 

ウリ :静かにして

    やっと眠たんだから

 

カリ :今何時だとまだ寝てるのか…

 

ウリ :あっと何言っても通じないよ

    雑鬼が取り憑いたみたい

    それも…

 

アゲハ(子):ふぅ…うわぁぁぁん!!

 

ウリ :間違いなく赤ん坊の雑鬼が…

 

 

ナリ :さあ、アゲハさん〜良い子ね〜

 

ウリ :泣かないで〜、アゲハさん〜!こっち見て〜

 

ウリ :いないいないばあ!

 

ナリ :あなたもそうしてないであやしてよ!

    何か子供が好きそうな物はない?

 

カリ :ほぅ、見ないと思ったらこんな所に隠れてたか

 

ウリ :ウルルルル~ばあ!

 

ナリ :おっ

    妖鈴だ

 

アゲハ(子):フウ...ウウウ-

 

ナリ :あら、関心見せてる! それ貸して!

 

    わ~妖鈴だね、妖鈴~

 

ウリ :アゲハさん良かったね~

 

    うわああああだめ、アゲハさん!

 

ナリ :ばっちいよ、ばっちい!出して早く!

    うああ、アゲハさん!

 

カリ :……

 

 

 

ナリ :ふああああ-大変だ、赤ちゃんの世話

 

ウリ :…私親孝行するわ、絶対

 

ナリ :行動は子供だけど体が大人だから余計大変…

    男性だから力も強くて...

 

[一緒にあやした]

 

カリ :…お前ら、一体何をしたんだあんなに泣くなんて

 

ナリ :私たちのせいじゃない

 

ウリ :ちょっとお腹が痛いみたい

    それでずっと泣いてる気がするの

    それでさっきの部屋に梅茶があったから

    飲ませてなんとか眠かしつけたけど…

    貴方がきたせいで…

 

カリ :……

    それにしてもどういう事だ?突然赤子幽鬼の憑依とは

 

ナリ :昨日預けた酒甕を取りに来たらこの有様だったよ

    部屋も散らかってるし、

 

ウリ :アゲハさんが酒に酔って窓を開けて寝たみたい。

    窓が一つ開いていたわ

 

ナリ :この部屋は幽鬼を防ぐ呪術で扉の開けっ放しは駄目なのに、ハアッ

 

カリ :とにかく今は少し落ち着いてるようだから、

    先生呼んでくる

 

ナリウリ:ダメっ‼︎

 

カリ :何故だ

 

ナリ :アゲハさんは飲むと寝ちゃうから、

    カルセさんが自分が居ない時は絶対絶対飲ませるなって!

 

    でもこんな事になったじゃない−

 

ウリ :きっとすごく怒られる−

 

ナリ :ああだから誰がそんなに酔う程飲めって!

 

ウリ :本当よ!でもアゲハさんはすごく飲むから

 

ナリ :そうよね…多分お腹が痛かったのも…

 

ウリ :二日酔い…のせい…

    赤ちゃんが二日酔いで泣くなんて、複雑ね…

 

カリ :それで、これから何をどうする

 

ナリ :とりあえずカルセさんに見つかる前に部屋を出よう!

 

    ねえ。 カリだっけ?

    貴方−

    アゲハさんをちょっとおんぶして。

 


 

<ふぃるる先生コメント>

梅茶がお腹が痛い時に良いそうですww

漫画'東医宝鑑'で見ました。

 

修正日:2023/09/01



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