何がそんなに大きな恨みとなって
血の涙を流しながら泣き叫ぶのか
お前の空虚は擦り減り破れて
ツギハギも出来ない襤褸だな
呆れた
恨みのない亡者がどこにいよう
自らの心の穴を埋めようと
死者の心臓を口にした悪鬼よ
いくら噛みちぎり飲み込んでも
お前が口に入れるすべてのものは
己の空虚の穴から流れ落ちるだろう
そうやってお前は永遠に飢え、
渇きながら、
満たされぬのだ
血の涙を流しながら亡者になった目には常に血が宿り
生者も死者もお前を避けて恐れるから
お前は永遠に呪われるのだ
呪われるのだ
呪われるのだ!
アゲハ:元気でな
また会えたらいいのにな
カウリ:そうやって滅茶苦茶に繕ったのに、
満たされるものがありました
だから手放せそうです
生の残骸も、
未練も
恨みも
アロン:手放せる者は飛ぶように軽く、
天の果てまでも歩めるだろう
それが天を歩く幽鬼、「天神」である
アゲハ:お前…
はうっ!
カウリ:おっと。また遅いと一発殴られるかと思ったのに…
そんな力もなさそうなのを喜ぶべきでしょうか
アゲハ:無駄口…叩いてないで…
俺... 魂心が...
カウリ:分かっています
目が六つも出来たので良く見えます
傷ついた所は俺の糸で埋めてあげます
アゲハ:何だって…お前…
カウリ:大丈夫です。雨和院で習ったのでおよその原理はわかります
アゲハ:頭がおかしくなりそうだ…
[雨和院本館]
ササ :何もないな
アゲハ:なくて当然だ。こんなヤバイ事になって神鷹をここに置くか?
ササ :ほう…アゲハ?
どうして動ける…
くっ、ありえない、この気は...
天神…!
クソ、急に何だって!
貴様は確実にくたばったと!
カウリ:お前、単なる修羅の傀儡ではなかったようだな
狩人一人が神鷹の火鉢をどうにかする力はないはずだが
貴様一人ではないな?
修羅… 彼奴がここに来ているのだろう
火鉢を探すのは許諾を壊す為だろうし
ササ :それを知ってどうする!
どうせお前はここで…!
こ…これは何だ…
俺の武具の気を… 食べたのか…?
ダ、ダメだ…俺は…
絶対に任務をやり遂げなきゃ…火鉢… 火鉢を…!
は…ははは…!
そうだ、ここに置くわけがない! 俺が馬鹿だった!
守りたいものは一箇所に集めたんだろう!
ここに残った番人も幾らもいない!
火鉢ははじめから!
学生と共に寮にあったんだ!
俺は、
絶対に…
アゲハ:あっ!どこに行く!
カウリ:少し様子をみますか
隠している事がありそうですから
<ふぃるる先生ツイッターコメント>
鎧の呪縛から逃れたweb漫画作家は目玉8つの沼に落ちました…
修正日:2023/10/01
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ネク (月曜日, 11 11月 2019 13:03)
語彙が死んで顔が良い
ちょっとつり目の顔が良いってなるんですけど
はーデザイン最高
カウリのの糸が入ってアゲハ先生は体に何かしら影響あるのかな
生きてるものの糸じゃないからウリとかみたいな事にはならないのかな
普通の人間になれるとか
九官鳥 (月曜日, 11 11月 2019 11:49)
よっぽどひどい目にあったのに死してなおこのように呪われた生き方をしなければならなかったとはなんたる業か。
そして、カウリにとってアゲハの存在が何百年分合わせてもたった1人の救いだったのか。そして禍根を手放せる奇跡的な…
糸を喰う、貰うという側に立っていたカウリが分け与える立場になるという…この対比。今までどれだけ抱え込んでも満たされなかった存在がその執着を解放するのがどれほどの転機かと…なんかちょっと自分でも何を言ってるかわからないけど、とにかくこの2人をそっと見守る1人の傍観者として居たい、そんな気持ち
りんご (月曜日, 11 11月 2019 11:25)
ここ最近の辛さが嘘のような爽快さでしたわー
お互いの糸で傷を修復してるとか激エモコンビじゃん…?永遠に途切れぬ縁(エニシ)じゃん…?
はー尊い