コダマ：とにかく、バレないように気をつけて行け

　　　　騒ぎを起こすなよ、おい！

 

ササ（修羅）：……うん？終わりか？

　　　　さあ、そうだ...こっちにこい

　　　　今夜、本館地下の裏口か

　　　　大収穫だ、ご苦労

　　　　すべからく家畜とはこう役に立ち従順であるべきだ

　　　　我らの「坊」 は役には立つが、全く言いつけを聞かずどうしたものか

　　　　全てを我が思うように飼いならさなかったせいか

　　　　連れ戻したら厳しく躾なければ

 

　　　　さあ、本館裏口に母コダマがいるはずだ

　　　　連れてきて、この箱に入れておくのだ

　　　　...従順ならば、どんなに良いものか

 

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ササ　：ああ！

　　　　うああっ！どんだけ寝てたんだ!宿題しなきゃ! 

 

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ササ　：おりゃあ〜〜〜〜〜

　　　　りゃあ〜〜〜〜〜っ

 

カリ　：何してるんだ？

 

ホソ　：武具変形の練習だって

 

ササ　：やっ！やっ！

 

ホソ　：見て見ろよ、あいつ超ウケる。制圧実習の宿題なんだって？

 

ササ　：いりゃあああああ

　　　　超格好良く長く大きな槍のような短剣みたいな弓に変われ！

 

ホソ　：何言ってんだ

 

ササ　：お、カリ！今日はアゲハ先生に会えた？

 

カリ　：いや

 

ササ　：ああー 厳しいな。一度入るのが何だっていうんだ

　　　　とにかくじゃあ一緒に練習しよう！

 

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先生　：皆さん妖鈴に名前はつけてあげましたか？

　　　　武具変形の核心は妖鈴との共鳴、意思疎通です。

 

　　　　名前をつけてあげて、それをよく呼んでください。

　　　　名を呼ぶのは意思を通わせるという事ですからね

 

　　　　慣れたら君たちが名前を呼ぶだけで妖鈴が武具変形をします

　　　　多くの番人は妖鈴の名を武具変形の命令語として使います

 

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ササ　：天上天下天竜大将軍！

 

ホソ　：ぷっ名前本当にやばいな

 

ササ　：むうううう くうううう いよぉおおおお

 

学生　：うるさいぞ、ササ！

　　　　すごいうるさい、マジで！俺が妖鈴なら腹を立ててるぞ！

 

ササ　：笑えるな！

　　　　俺の天竜大将軍はこんな事で腹を立てない！

 

学生　：とにかくうるさい！

　　　　またそんな事したらムイ婆さん呼ぶからな勝手にしろ！

 

ササ　：あー俺がうるさいってどの位うるさいって...わっ！

 

カリ　：……

 

ホソ　：カリ！妖鈴の名前決まった？

 

カリ　：まだだ

 

ホソ　：名前決めないとね、そうだ！

　　　　ここ、見て見な

　　　　そのまま鈴を神源の泉にばら撒いておけば、

　　　　それが神源の気と混ざり変化（へんげ）したのが妖鈴だって

　　　　人の手に乗ってたから、人の記憶の中にある形状を真似て育つんだって

　　　　それが動物の事もあるし、植物や物かもしれないんだ

　　　　将軍は普通動物の形だよ

 

　　　　ササはどう見ても蛇なのに竜だと言い張ってた

　　　　とにかく竜だと言って名前が天竜大将軍

 

　　　　七星は普通物の形状。

　　　　俺の七星は筆に似てるから名筆七星と呼ぶ事にした

 

　　　　カリの妖鈴は将軍だな。

　　　　目が一つ、二つ...と、八つかな？

　　　　横にそれ...これは何？これも八つだな

　　　　たてがみ? 角...ではなさそうだな

　　　　あ！これ脚だ、脚！

 

カウリ：......蜘蛛の形か

 

ホソ　：お、そうかもね。それだ、蜘蛛だ！

 

ササ　：蜘蛛の形⁈

 

ホソ　：蜘蛛なら名前どうする？

 

ササ　：唯我独尊太天皇はどう？

 

ホソ　：お前はなんでそうなるんだ名前に根拠がない。

 

ササ　：何で、格好いいじゃん!

　　　　武具変形の度言うんだから格好いいのにしなきゃ！

 

ホソ　：恥ずかしいよ。

 

カウリ：(名前)

　　　　(蜘蛛の名前…)

 

　　　　…カホン

 

 　　　

カウリ：(これは悪鬼が青銅に触れたからという問題ではない)

 

　　　　(驚くほど気味が悪かった)

 

　　　　(その手に握る感覚が)

 

　　　　(あまりにも馴染み深かった)

 

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

来年お会いしましょう＞_＜‼

 

修正日：2023/08/22