ササ(修羅):良いか。 まず口を解くから抵抗しないことだ
それは貴様にも良かろう?
1、2、3
カリ :くっ、こいつ…
……
雨和院に潜んでる狩人が貴様か
三使の獄で…
あの戌という奴をけしかけた奴だな
ササ(修羅):厳密に言えば我は狩人ではないが...
そうだ、その通りだ
戌が人間の体でも力を使えるようにしてやり、
貴様が三使の獄に来るから処理せよと命じた。
結果は…残念だったが
確か、時鬼の中でも特に恐れられる時鬼とか、
戌如きでは相手にもならなかったな
おっと、だめだ
抵抗せずに我々の話からしようじゃないか
カリ :顔も声も隠しておきながら話そうだと?
ササ(修羅):探った所で貴様に得などないのだ、まことに
うわべはありふれた人間の一人に過ぎぬ
わざわざ作った貴様のうわべとは違い、
存在する人間だがな
カリ :(こいつ...全部知っている)
随分詳しく知ってるんだな
ササ(修羅):ははは、
カウリ...カウリよ
貴様があの生屍を救いに白魔地を荒らして以降、
我らは貴様から目を離したことはない
白魔地がどんな所かよくわかっていないようだな
カリ :白魔地がどんな所だろうと俺の知った事ではない
ササ(修羅):はは、そうだな、貴様にはな
カリ :雑談はやめにして、用件は何だ
ササ(修羅):反許諾を解きたいんじゃないか?
カリ :…ほう
ササ(修羅):時鬼が一人で反許諾を解くのは容易ではない
あれは精巧な呪術だ。
結界に、
召喚霊に、
統制者に、
仕組みが複雑なのだ
確かなことは、
'許諾'と...
雨和院全体を護っているその呪術と原理が同じという事だ
カリ :...多くのことを知っているようだな
それで、手を組もうとでもいうのか?
ササ(修羅):我々は互いを利用できるのだ、カウリよ。
許諾の解除法を知るために必要な事がある
だがこの身一人では得るのが難しい
貴様にこれを手伝ってもらいたい
貴様も何を調べるか漠然としているのではないか
カリ :...誰とも知れぬ奴と協力などできぬ
ササ(修羅):言ったように知らない方がいい...
カリ :うわべではなく
その中に誰が入っているのかだ
所詮隠したい事などうわべの正体であろう
すでに中身が狩人と知れているのだ、
本当の名前くらいは教えてもらわねば取引はできぬ
ササ(修羅):厳密に言えば狩人ではないと…言ったはずだ
カリ :すると?
ササ(修羅):我は、この地に立つすべての狩人の目だ
我はすべての狩人の頭であり、
すべての狩人の心臓である
カリ :貴様 修羅だな
ササ(修羅):それでは近いうちに、鬼手を通じて連絡しよう
カリ :くそ…!
[白魔地]
狩人 :修羅様!
またあのササという人間の体を使われましたか
卑しい青銅鏡眼の人間を…
修羅 :仕方がないのだ雨和院を見るには
それより、子(ネ)よ
お前に大事な仕事を一つ頼みたい
<ふぃるる先生コメント>
暑くなってきて虫も多くなります。運動のつもりで捕まえています。
修正日:2023/09/02
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から
ネク (火曜日, 13 2月 2018 00:47)
ほんとササ修羅は良い
まず喋り方がカウリと修羅がそろうと互いに古めかしくて上からで喋ってくるところがどうやって書こうかなって楽しい
修羅様楽しそう〜〜