白魔地へ2

アゲハ:...........

 

    出るのが重要... そうだな

    ここじゃ何も出来ないからな

    だから1年も遅く来た?俺が無気力になって、絶望するように!

 

ササ(修羅):坊。お前は実に哀れな子だ

    一体何を期待して、何を思い描く?

 

    あの時鬼が来ますように?

    この碌でもない雨和院の番人らをかわして、反許諾もこじ開け、

    お前を救ってくれますように?

 

    葬式の時に俺を呼んだのは、俺の助けを受ける気があったようだが

    そう、いつまでも待ってられないんじゃないか

    俺はこの鎖を切ってやれる

 

アゲハ:まるで、

    俺が選べるかのように話すんだな

    俺がどう答えようがお前がやる事は決まってるじゃないか

    雨和院であれ結界であれ全て壊すこと

    どうだ一度試してみたら

    どこまでお前の思い通りになるか、やってみろよ

 

ササ(修羅):そうするか。時間を無駄にする必要もない

 

アゲハ:え? おい、まさか...

    今すぐ壊すってか?

    おい、この... キチガイめ...!

 

ササ(修羅):1年。長い時間だろう

    言うまでも無いが貴様一人無気力にさせる為に1年待つだろうか

    これしきの結界も、反許諾も、1年あれば十分に暴けた

    坊.お前の言う通り貴様に選択の余地はない

    我と共に白魔地へ...

 

アゲハ:....... どうした?

 

ササ(修羅):やれやれ... よりによってこんな時に

 

アゲハ:....... 行ったのか?

    つまらない

    一発食らわしてやったのに

 

    いや、むしろ良かった

    見よう見真似で威力も分からないから

    ..........

    また来るだろう。 準備をしないと...

 


 

修羅 :今何と言った?

 

狩人 :時、時鬼共が...

    人形師谷の‘あの時鬼ども‘が白魔地に接近しています!

 

修羅 :下等な時鬼が身の程もわきまえず、無礼にも白魔地に足を踏み入れる?

    黒軍と白軍を準備せよ!

    生意気な時鬼どもを八つ裂きにしろ!

 

狩人達:はい!

 


 

森羅 :ここが白魔地で一番結界が弱いんだ

    でも解除にはうるさい音がして、おそらく触ればすぐバレてしまう

 

カウリ:塀を越えれないのか?

 

森羅 :塀の上に何も呪術がないから大丈夫だろうが、僕は足が悪くて塀を越えるには...

    うああ...

 

カウリ:それでどこに行けばいいですか

 

森羅 :わあ、やれやれ... 天にまたお目にかかるかと…

 

カウリ:何故神仙は塀がこんなに低いのですか

 

森羅 :神仙達はこうぴょんぴょんと飛び回らないんだ

    神仙達はこうやって通る

 

カウリ:そうやって塀を越えれば良かったはずです

 

森羅 :一日に一度位しか使えないから勿体無かったの!

    あ

 

カウリ:もういいです、俺の遺骸を探しましょう

 

森羅 :そうだね!とにかく 建物に入ろう!

 

 

森羅 :おや

 

狩人 :侵入...!

 

カウリ:いつ見ても奇妙な力だ

 

森羅 :何であれ役に立つ

    これからも君は狩人を相手にするな

    狩人に武力を使えば、弟者にすぐバレてしまう

 

カウリ:一体どんな呪術でそんな事が出来るんですか

 

森羅 :呪術じゃない

    これは...

    そうゆうのとは少し違う

 

 

 

???:森や

    修や

    秘密の話をしてあげようか

 


 

<ふぃるる先生コメント>

内緒話私にもしてください〜‼︎

 

修正日:2023/09/29



コメント: 1
  • #1

    ネク (月曜日, 13 5月 2019 16:06)

    アゲハ先生練習してたんだね!
    カウリさんが武力ならアゲハ先生は呪術使える感じとてもいい!
    あと森羅さんの眉間にシワよってるとこかっこいい