アゲハ:(ああ…)
(どうしよう)
(神鷹の火鉢? 俺が知るわけない。この騒ぎだどこかに隠しただろう)
(ウリが怪我しないか心配で出たがこれからどうする…?)
カリ :また考えなしに行動したんですね
アゲハ:お前…!
ササ :なぜ止まる? 神鷹の火鉢が道の真ん中にあるはずないが
アゲハ:はは… 俺は狂ってるのか
すごい本物みたいで驚いたな
考えなしにっていう言葉、あいつがいつも言ってたけど
おい、ササ
カリが死んだ。元々死んでたけど、もう完全に消滅したよ
何とも思わないのか…? 雨和院での記憶はもうない?
お前は狩人だから?
ササ :そうか... カリ
出棺の時俺が誰よりも泣いてたろう
狩人としての記憶が封印されてたから
本当に悲しかったさ、あの時は
だがあの時鬼が消滅したなら、面倒事が省けたな
「教えていただきありがとうございます」
「先生」
アゲハ:このガキ…!
カウリ:先生
考えなしに飛びかからないで下さい
勝算も得るものもありません
ササ :どうした?
胸ぐらでも掴んで来るかと思ったのに
アゲハ:あは…は…何だ、これ... 怖いな...
俺は本当に狂ってるのか
ササ :ならば完全に気がふれる前に、火鉢のある場所に案内しろ
アゲハ:(俺は自由に生きたかった)
(格子を壊し、)
(首輪を切って、)
(やっと外に出たら、)
(格子のような窓と、)
(また別の首輪があった)
(それらが絶えず俺の息の根を締めるようで、)
(いっそ死んだ方がマシだと叫んだ)
(いまさら死ぬのが怖いはずないと思ってたし、)
(だからお前が現れた時も俺は怖くなかった)
(いまさら、)
火鉢が何処かなんて俺が知るわけないだろう?
(こんな矢なんて怖くない)
殺すなら殺してみろ。 殺せないだろう、お前も狩人だから...
うっ!
ふ、はは…
ほらな、今だって。そのまま矢で貫きゃ良いじゃないか。
(いまさら、)
(こんな風に死ぬわけにはいかない)
(俺たちは時間をかけて)
(一緒に方法を探し出し)
(神源入口を壊して)
くうっ!
(そうしてやっと友達になったんだから、)
(だから急いで諦めるなんてダメだと、くそったれな幻影で現れて俺の記憶の中についたのか)
(考えろと言うために。 俺たちが培ってきた時間を思い出させようと)
ササ :俺が貴様を殺せないと?
それしきの神源の中心、体から抜き取っても使える
貴様の魂だけ捕らえれば良いって事だ
アゲハ:なら、そうしたら、やってみろよ?
やれるもんならな
鬼道!
(あがいてやる)
(戦闘に少しでも役立つ人員はみんな妖鈴の泉に行った。助けてくれる人はいない)
(俺一人で戦わないと)
(助けに来る人はいない)
カウリ:ですから今すぐ真面目に考えてみてください
アゲハ:はは、そうだな。幻影のくせに本当にはっきり言うね
強い狩人だ
俺の実力では難しい。 役に立つ何かが必要だ
くそ!
絶対方法がある、その間馬鹿な事ばかりしてた訳じゃない、だろう?
重要な話があったんだ、確かあの時... !
(回想※)
カリ :....... 掃除を手伝えばいいんですか?
アゲハ:ちがう、こいつ!
'神舞'を準備するのだ!
カリ :神舞ですか?
アゲハ:踊りだけじゃないだろう
こいつは儀式だから
祭祀膳と音楽と踊りとぴったり合わないといけないし
この儀式が'許諾'より強力なのか?
カリ :ならば'神級'は許諾を通過できるのかも知れないですね
ササ :貫いてやる
アゲハ:(くそ、分からない…!)
なんだ、これは。
修正日:2023/10/01
※回想シーンのセリフは3つくらい重なっているので古いほうから順に書いています
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から