アゲハ：僕は…僕は行けない。

　　　　歩き方を忘れちゃった。

　　　　前は、歩けてたんだけど…

 

カルセ：歩けなくても良い。

　　　　君が私に走る力をくれたから。

　　　　だから一緒に行こう、こうやって。

 

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カルセ：私の妖鈴…

　　　　もう二度と会えないと思ってた

　　　　青銅棍は…君を抱えて行くから、軽い方がいいな。

　　　　武具は手に入れたし、もう出よう。

　　　　私は瀕死だったから、脱出するとは思わないだろう

　　　　つまりこの檻は手薄。

　　　　芭蕉将軍

 

　　　　これからが問題だ...

　　　　誰にも出くわさずに行ければ良いが、狩人が本当に多い。チャンスを上手く狙わないと

 

　　　　(ここで過ごして、狩人について分かった事がある。)

　　　　(四つの軍に分けられた狩人には、各軍ごとに徹底した集合時間がある。)

　　　　(集合時間に何をしているか分からないが、)

　　　　(集合時間に基づきここの看守も交代する、)

　　　　(交代が終わった直後が狩人の動きが最も少ない時間だ)

　　　　(そして交代はたった今終わった)

　　　　(周りに他の狩人はいない)

　　　　(一人だから、退屈し始めたようだ。)

　　　　(もう少し...)

　　　　(扉の方に来たら...)

 

カルセ：もしかして、出口がどっちか分かる？

 

アゲハ：.........

 

カルセ：..........そういえば、君も閉じ込められていたね

　　　　よし、何とか行ってみよう！

 

　　　　(狩人が特に集まっている所…)

　　　　(おそらくあそこが集合場所だろう。)

　　　　(狩人が少ない方に行ってみよう)

 

狩人　：あっ！

 

カルセ：さあ、向こうの扉に行ってみよう。

 

アゲハ：うん

 

カルセ：(不思議だ)

 

　　　　よいしょ

 

　　　　(子供を抱えて戦闘までしながら逃げてるのに、)

　　　　(疲れない)

 

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カルセ：出た！

 

　　　　(また移動が始まったな。交代か？)

　　　　(急に動きが速くなった。)

　　　　(バレた！)

 

　　　　(あそこが出口だろう。)

　　　　(札は...結界か。)

 

　　　　さあしっかり掴まって

 

アゲハ：うん。

 

カルセ：(狩人が素早く動いてる。)

　　　　(チャンスは一度だけだ)

 

　　　　うあっー！

　　　　くうっ！

 

　　　　くそっ…くそ！

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

作業しながら聴いた曲はブルーノマーズのrunaway baby…

今回の話の雰囲気に似合う曲ではありません。

 

修正日：2023/09/24