アゲハ：……誰だ。

　　　　誰なんだ！

 

　　　　な、何だ、今...何か...見えた...

 

　　　　ひゃっ！

 

　　　　え……

 

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新しい神源の中心が生まれたから...

祭りを開かなきゃ

神源の…

平和と幸福を願って...

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アゲハ：さっきから...しきりに何か見える…

　　　　あんたが見せてるのか？お前は誰だ？

 

記録　：私は記録です

　　　　伝承された記憶、自ら歩く書物。

　　　　貴方はここで生まれた我ら‘ソトン’の一族だ。

　　　　貴方は私を閲覧する資格がある。

　　　　ここへ来たという事は、閲覧しにきたのだろう？

 

アゲハ：何を言ってる、ここはどこだ！

 

カウリ：(何だ？だんだん明るくなってる…)

 

アゲハ：ここは、図書館だそうだ

 

カウリ：先生…？

　　　　背後に何か…

 

　　　　何だ、貴様は。ここの雑鬼か？

 

記録　：ぐうっ、うっ。こんな...乱暴な真似を。

 

アゲハ：おい、カウリ...ちょっと離してやって

　　　　何て言うかもっと聞いてみたい

 

記録　：あいつは… 村の外の人間…いや、幽鬼だな。

　　　　お前には資格がない。

　　　　この場からすぐに出て行け

 

カウリ：嫌なら？

 

記録　：ならば廃墟を閲覧する事になるだろう

 

アゲハ：ちょっと待って！ストップ！

　　　　俺まで殺すつもりか？！

　　　　こいつは、俺の友達だよ、友達！

　　　　その閲覧だかはしなくて良いからここに居させてくれ！

 

カウリ：誰が友達ですって。

 

アゲハ：どうした、俺達仲良しじゃん。ちょっとは笑えよ、この野郎。

 

記録　：友達...

 

セスル：ああ、アゲハ！

　　　　うわっ、わっ。お前大丈夫か！

　　　　いや…こりゃまた何だよ

 

アゲハ：えっと…

　　　　あの人も俺の友達…いや俺の父親だよ

 

セスル：何だって？

 

記録　：…父親

　　　　いや...違う。

 

アゲハ：え？

 

記録　：子よ。そなたの父は知っている。

　　　　全て記録されている。

　　　　自分でご覧なさい。

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

図書館と書いたけど…幽鬼が記憶を直接みせるのですからVR体験のような感じが強そうですね。

 

修正日：2023/09/26