男 :この子...!この子を見ろ…!
あんたのような者なら一目で分かるだろう!
この子は特別だと!
この子は'神源の中心'を受けて生まれた!
周辺の気を引き寄せ成長するにつれさらに強くなる!
たとえあんたがそんなにも嫌う青銅鏡眼を持って生まれても、この子は。
きっと役に立つはずだ!
だからこの子だけは…助けてくれ…!
修羅 :…いくら取るに足りぬ愚かな者でも、
使い道は探せばあるでしょう。
森羅 :(確かに...気の流れが尋常じゃない。)
(人間がこんなに周辺の気を集める事が出来るとは。 驚きだな。 )
(この子供が成長すれば...)
弟者ってば!鈍いのは相変わらずだね!
子供が泣き疲れてぐったりしてるよ!
坊。
森羅 :天安三叉路、フゥーウゥー
こうらいしだれ柳は、フゥーウゥ
自分に陶酔してーオオオー
だらりと垂れ下がってるな、フゥー
エルファ、エルファ
フゥーウゥー、
星火がでたよ、
フゥーウゥ。
アゲハ:たりとさがってるなあ、フゥーウゥ。
森羅 :ははははは。
歌詞を知らず聞いた通りに歌ってるんだろう、坊?
アゲハ:違うよ。
森羅 :合ってるじゃないか~
歌詞知らないだろ、な?
アゲハ:違うよ、ひひ…歌詞わかってる
森羅 :解らないよ~
アゲハ:あからないよ~
森羅 :知ってたら言ってみてみて、
アゲハ:たりと…さがってるな~
森羅 :それみろ、知らないんだろ。ハハハ…
アゲハ:ううん、知ってる。
森羅 :だらりと垂れさがって いるなあ。
柳の枝がこのように、
だらりと、垂れ下がってー
アゲハ:だらりと…
森羅 :だらりと垂れ下がってるな~
アゲハ:だらりとたれさがってるな~
森羅 :そうだ。
アゲハ:もう分かった。
森羅 :そうそう。 歌ってみて。
修羅 :だいぶ大きくなった
アゲハ:だらりとたれさがってるな~
修羅 :坊。
ちょっと手伝ってくれるか?
......
坊。
言う事を聞かないと?
森羅 :弟者!弟者、頼む、やめてくれ!
まだとても幼い子供じゃないか!
そんなに時の糸を抜いては記憶の糸も力を失って散ってしまう!
記憶がすごく不安定になるぞ!
急に話し方や歩き方を忘れるかもしれない!
弟者!
その子は天からの恵みを受けた子供だ!
そんな子の魂を壊すつもりか!
修羅 :この子がそんなに心配なら兄者が私の手伝いをすれば良いではないですか。
そうすれば私も質の良い時の糸を必要とする事もないですから
森羅 :...…
(僕が手伝ったら、本当にこの世から青銅鏡眼の者が消えるだろう。)
ごめんよ、坊…ごめん...
修羅 :坊。
お前は本当に罪深い目を持って生れたのだ
それ故徳を積まなければならぬ
さもなければ両目を抜かれ地獄の火に投げ込まれるぞ
お前の糸は強い力を持ったな。
触れるだけで効果がある。
見たか?
お前の糸は動かなくなった狩人も再び動かせる。
よい行ないをして、
徳を積むのだ。
森羅 :自分に陶酔してーオオオー
アゲハ:…たりと…さがってるな…
森羅 :(この部分の歌詞は三度も教えてくれたのに。)
坊。
こんな暮らしは生きているとはいえない。 だろう?
明日ね、弟者が白魔地を留守にするらしい。
狩人達を大勢率いて行くと言うので警備が手薄なんだ
僕と一緒に行こう。
そうしなければ。
<ふぃるる先生コメント>
森羅が歌う歌は民謡「天安三叉路」です。検索すると聞けます:)
修正日:2023/09/21
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ぴょん吉 (月曜日, 26 3月 2018 00:15)
ふあああー、子アゲハ!
こんな幼い頃から辛い思いを…(T-T)