ねんね6

アゲハ(子):……

 

カリ :雨和院の池の水の味を全部みるつもりですか

 

アゲハ(子):うえん ええうー ええいん

 

カリ :……

 

アゲハ(子):うええいん

 

 

カリ :(武具変形からだろうか)

    (過去の記憶がより鮮明に思い出される)

 

    さあ、取りましたよ

    子供だからか妖鈴と同じ位単純ですね

 

    (しきりに過ぎた記憶を思い出させるのは、)

    (人間達とのこの馬鹿げた暮らしのせいか、)

    (魂心の上に縫われた他人の時間のせいか)

 

 

ナリ :おーい

    静かなのを見るとよく面倒見てたのね!

 

ウリ :ただいま!

 

ナリ :何もなかった?

 

カリ :あったとしても今大丈夫だから話す必要はない

    子幽鬼の取り方は分かったか?

 

ナリ :勿論分かったわ!

    でもちょっと難しくて

 

カリ :何だ?

 

ナリ :あなたってもしかして憑依成功した事は?

 

カリ :試した事もない

 

ナリ :あちゃー困ったなあ

 

カリ :何故

 

ナリ :子幽鬼は母親でないと外せないんだって、それで

    母幽鬼を自分に憑依させた人が、

    子を背負い大きな水の周りを三周しないといけないの

 

カリ :完全に俺に任せるつもりだったな?

 

ナリ :うん!

    でもあなたが憑依経験ないなら...仕方ない

    憑依がどんなに危険か私たちでも知ってる

 

ウリ :どのみち怒られる覚悟できたわ

    悪いのはナリだから私は関係ないけど

 

ナリ :絶対あんたを巻き込んで一緒に怒られてやる

 

    さあ、アゲハさん連れて行こう

    カルセさんもきっと食事は終わってるわ

    教授研究室に行けば良いでしょ

    あら、日まで寒くなってきたね、早く入ろう

    急に風がなんだろう?雨が降るのかな

 

カリ :……ちょっと待て

    爺さん、早かったな

 

コウ爺:はは、うむ、戻ったぞ!

    この生意気な時鬼め!

 

カリ :ほう

 

ナリ :え?なに、なに?幽鬼なの?

 

*青銅鏡眼がなければ幽鬼を見る事れない

 

ウリ :どうしたのアゲハさん?

 

コウ爺:貴様の望みどおり母幽鬼を連れて来た、

    ふん、このまま

 

    ひどい目にあうがいい!

 

 


 

<ふぃるる先生コメント>

ナデナデナデナデナ

 

修正日:2023/09/02



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