先生 :ああ、セスル。もう出てきますか?
セスル:ええ、あの…
先生 :少し長くて心配したけど、何もなかったんでしょう?
セスル:それがですね…
ありました!とてもすごい事です!
先生 :えっ?
セスル:すぐ長老たちを呼ばなけりゃ。嘘じゃないですよ!
先生 :まさか、どういう事...
セスル:さあ!早く行きましょう!今ここを守る時じゃない!
先生 :ええっ、そんなに緊急ですか?
セスル:こんなに緊急な事はない位です!
アゲハ:ふぅ
上手くやったみたいだ、早く行こう。
明け方で出歩く人もいないし、さっさと俺の部屋に行こうぜ
ああ、疲れて死にそうだ~
カウリ:先生
アゲハ:なんだ?
カウリ:これで全てわかりましたね
第7神源入口は「ソトン」に通じる門で、その中に居るのは「ソトン」を守る天神。
事故の為急遽作られた神源入口だが、しっかりと神源入口の役割を担っている。
アゲハ:あ…そう...俺も知ってる説明をどうも…。
それで?
カウリ:媒介体と召喚霊の正体が分かったので、今すぐ壊せるんじゃないですか
アゲハ:何? 今やるの?!
カウリ:今しかチャンスがない
見張りもおらず、人の目もない
夜が明ける前に片付けましょう
アゲハ:ええっ、あれをどうやって壊すの?
そこに天神入ってるじゃん、天神。
カウリ:かなり衰弱した神だ
さっき戦ってみて確信した
長い歳月をこの岩で過ごした。
仕えて世話をする村人が一人もいない
ただ巨大であるというだけだ
媒介体を守る力のない召喚霊です
この岩を壊せば、この神源入口は塞がれ、召喚霊の天神は徐々に消えるでしょう。
嫌ですか?
故郷の入り口が塞がれ故郷の天神が消えるのが
嫌なら壊しません
アゲハ:壊すって...
.......何で俺の許可をもらう?
カウリ:全て先生の為にする事ですから。
アゲハ:お前が俺の魂心を食べる為じゃないか
どうせ好き勝手やるんだろ?
カウリ:へえ。本当にそう思いますか?
アゲハ:それじゃ嘘でこんな事言うと思うか?
カウリ:ええ、思いますね。
全て知っていながら知らないふりをしているでしょう
アゲハ:俺が何を。
カウリ:あの日、山神会首長の家に行った日、
先生も気付いたじゃないですか
俺は絶好のチャンスを自ら捨てた。
これからも先生の魂心を奪うつもりはない
アゲハ:時鬼の心中なんてどうして信じられる
お前の好きにしろって言ったろ、どうせ俺より強いじゃないか。
カウリ:確かに先生は一撃で倒せるでしょう
アゲハ:ほう~そう~? じゃ俺が何発で倒れるか一度見てみるか!
カウリ:それでも先生の考えを聞くつもりです
先生がいくら考えなしに馬鹿な事をしても、考えを聞いてあげると言う事です
アゲハ:……なんで?
カウリ:俺の魂心に縫われた時の糸の影響や...
俺の過去、
俺の記憶、
雨和院に入って経験した事
沢山の理由があるが、
説明しても先生が理解できるか分からないし、
あえて一言一句説明するのもおかしいので、
先生に分かるように言ってあげましょう
俺たちが
親しいからです。
アゲハ:えぇ...え?
カウリ:先生も度々言ってたでしょう。
俺は先生の親しい時鬼だからです
魂心を取ったりもしないし、
お望みならあの神源入口も壊しません
だが許諾と反許諾の弱体の為には破壊する必要があるでしょう
先生が望むのは雨和院から出る事ではないですか
とにかく。俺の話が理解できましたか?
どうしますか
アゲハ:雨和院から... 出してくれるって...?
俺の魂心も食べないの…?
本当に?
カウリ:何の為に嘘をつくんですか、一撃で倒せてしまうあなたに
アゲハ:壊してくれ!
<ふぃるる先生コメント>
結局第7神源入口を壊して終わりましたね フフフ
来週には4部を仕上げます!
修正日:2023/09/27
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から
ぴょんきち (金曜日, 23 11月 2018 14:11)
告白をようやく見ました!
色んな変化が、良い方に傾きますように。
よもぎ (月曜日, 22 10月 2018 12:01)
ん゛_:(´ཀ`」∠):_
尊みの破裂_:(´ཀ`」∠):_
言葉がまとまらない_:(´ཀ`」∠):_
はむら (月曜日, 22 10月 2018 11:33)
わぁあああ!!めっちゃ良い話でした!神回なり!
アゲハちゃんの色んな心中やカウリさんのデレも含めてとても良かったです!!
ネク (月曜日, 22 10月 2018 11:09)
カウリさんの「すべて分かりました」っていうのは自分の気持の整理がついたということでしょうな。素直でとても可愛らしい
更に簡単に言えば「友達だから」っていっているのでしょう
ならば新章からはカルセにカウリをお友達として紹介せねばなりませんね
白魔地に行くために神應にドチェホも解放してもらいたいしそっちも明かさねば