アゲハ:何でだ? 俺は確か対話館で…神舞の準備をしてたのに…
虎首長:−気がついたか、夫人
アゲハ:何だてめえ?
虎首長:冗談です
今は本来の体の所有者が主導していると分かってます
色々とご迷惑をかけました。
本当に申し訳ない、アゲハ殿
アゲハ:どんな迷惑をかけたらそんな口…
あ!なんだ、これは…
わわわっ,そうそう、この虎!
もう'はい'で何もできなかった!
俺に何をしたんだよ、この野郎!
虎首長:傷つけたのは本当に申し訳なく思っています
精神を制御する呪術を使うには仕方なかったのです
アゲハ:精神を...制御して?
虎首長:はい
アゲハ:…なぜ?
虎首長:疫神を呼び入れる神舞を踊らせるためでした
アゲハ:え…疫神…それで…俺がそれを踊ったの? 疫神舞...
虎首長:完璧に踊りました
アゲハ:うあああ‼︎
それじゃあ今…!俺の体の中に疫神が!
あっ、そういえば! 目覚めてすぐ息苦しかったし!
圧迫感が半端なかった!
虎首長:落ち着いてください、アゲハ殿。妻が驚きます
アゲハ:うああああ
あんた一体何だ?
何故こんな事を、頭おかしいのか?!
アゲハ:疫神を呼入れるのがどんな大罪か勿論知っているだろ!
これバレたら百栄宮で処罰を受けて、国が捕まえに来る!
虎首長:アゲハ殿には迷惑をかけません、
私の妻を祀る体ですので手厚く接します
アゲハ:…そういえば、さっきも妻が驚くと言ってたな...
首長夫人が…疫神になった?
虎首長:そうです
アゲハ:……それなら、俺を、祠堂に使うつもりなんだな、首長
虎首長:はい
アゲハ:疫神を連れて雨和院に居座る事はないだろうし…
俺を雨和院の外に連れ出すつもりか?
虎首長:そうするしかないでしょうね
アゲハ:…首長
もしかして反許諾って聞いたことある?
虎首長:...神級召喚霊ですね。
その程度の警備体制はあると思っていました
だが私はこの国の神龍に力を受けた者です
召喚霊で私をどうすることもできない
アゲハ:首長をどうするつもりはない
反許諾の召喚霊、燕神 燕興将!
前後の事情皆聞いていたな?元凶は何かわかるだろ
そうだ
虎首長:どういう…
アゲハ:神級同士戦うとどうなるかな。
首長、思い通りにはならないぞ
カリ :(......どう考えても、先生でなくては疫神を呼び出せない)
(左手を怪我した者が誰かだけ確認し、早く行かなければ)
ササ(修羅) :カリ
カリ :ああ、ササ
ササ(修羅):どうしたものか考えてみた
何人か捕まえ同じように手を潰す事も出来たし
貴様の記憶の糸に触れる事も出来た
カリ :ほう…俺は目の開いた盲人だったな
ササ(修羅):だが、そうはしない事にした
これしきのうわべの顔を見た程度で
優位に立ったと思わないほうがいい
得るものは得て、罰するべき事は罰する
カリ :こっちのセリフだ
<ふぃるる先生コメント>
12月は良い月です。
12月はクリスマスがあって…ケーキが食べれるでしょう!
修正日:2023/09/03
<管理人コメント>
◆「目の開いた盲人」韓国のことわざ
視界に入っているのに事実を見ようとしない人
何かに目隠しされて見えてない人の事
見えてるのに見えてないとかそんな感じ
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