[水神会]
カルセ:...本当にアゲハがここに?
突然水神会なんて...アゲハならあり得るけど...
外の世界を何も知らないあの子が…。
流下 :山神会首長はくだらない嘘を言う者ではない。信じよう。
カルセ:ですがあの方はアゲハを身勝手に利用したじゃないですか!
流下 :もちろんその罰は受ける事になる。
だが反省していたじゃないか。信じて探してみよう。
山神会の者が付いてるから道に迷ってはいないだろう。
まずこの入口の町から探してみようか!
この町で最も気の強い人間を探すのだ!
少なくともこの男より強くなければならん!
カルセ:アゲハ…
カルセ:…名前がない?
アゲハ:うん、飼ってる家畜に名前をつけることはないって
カルセ:[名前もなく、足もまともなのに歩けず、]
[あんな首輪に繋いで、檻に閉じ込めて、]
[人間扱いを受けてなかったのは明らかだ。]
[狩人...]
[修羅... !]
あ。
ごめんね、驚いたろう。ちょっと考え事してて...
…あのごめんよ。
アゲハ:…僕もごめん。睨んで…
カルセ:(あの子は、
ずっと周囲の顔色を伺って保身を伺いながらも、
いつでも攻撃に出来るように神経を尖らせていた)
カルセ:私は。
自分でも探してみます!
流下 :じっとしているのももどかしいだろう。そうなさい。
カルセ:‘アゲハ’としよう。
アゲハ:アゲハ?
カルセ:そう、アゲハ。
昆虫の名前だけど、これがどんなものかというと...
アゲハ:......
カルセ:ただ、これからどこへだって自由に飛んで行けるという意味で、
君をそう呼びたい。
これから、君はどこへでも行けるから。
カルセ:[しきりに]
[しきりにお前に災難がおきる]
[お前を救い出した日、私はもう全て上手くいくと思っていた]
[その一方で心の片隅では不安感を払拭出来ずにいた]
[何故か私はずっと不安だった]
[何度もお前に何か起こりそうで]
[実際にそうなっていて]
[このままでは取り返しのつかぬ事が起こるのではと不安で]
[更に不安になって]
[自由だとか見栄えの良い理由をつけたが...]
[お前をなんと弱い名前で呼んでいたことか]
[もしお前に何か起きたらそれは全て私のせいだ]
[私が心をしっかり構えてなくて]
[くそっ、私はなんでこんなにバカなんだ...!]
アゲハ:カルセ!
わぁ 何でこんなとこで会うんだ!
カリ :[やれやれ、神源を出た途端出くわすとは]
アゲハ:そこにいて、俺が降りるから!
カルセ:アゲハ…か。
アゲハ:[あいつは一人で行くって言ってたから大丈夫だろう]
あはは...
すごく心配したよな
まあ、俺は一つも悪くないけど、ごめん。
カルセ:無事で良かった。お前が無事なら良いんだ。
アゲハ:ところで体は大丈夫か?
疫病にかかったと...
その...首長様が言ってたんだけど---
カルセ:[大丈夫だよ、私たちは]
[これからもそうだろうし。そうであって欲しい。]
[そうだったら良いな]
<ふぃるる先生コメント>
「解き解す」の話を終わります!楽しくて幸せなクリスマスを過ごしてください‼︎〜:D
修正日:2023/09/21
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ぴょん吉 (水曜日, 28 3月 2018 11:06)
幼いアゲハ、かわいい…。
森羅さんもカルセもそんなに責めないで欲しいな。2人のおかげで幸せな時間が出来たのだから。
ネク (土曜日, 10 2月 2018 20:29)
ここはもうちょっと滑らかな日本語になるように合うものを探さないといけないなって思ってる…