カルセ：遠方からお越しいただき感謝します

 

虎首長：とんでもない、おもてなしに感謝する

　　　　…妙な人がいますね。

 

カルセ：は、はい？

 

虎首長：頭に包帯を巻いた方の事です

 

カルセ：ああーアゲハです

　　　　今年から1年生の憑依基礎実習を務めています。

 

虎首長：あの包帯は死頭術でしたか

 

カルセ：はい そうです

 

虎首長：あまり見る物ではないが…

 

カルセ：アゲハの時の糸は強力な気を有していて...

　　　　頭を死んだよう欺かないと雑鬼が寄ってくるのですよ

 

虎首長：一日中包帯を巻いていると息苦しいでしょうね

 

カルセ：そうでしょうね

　　　　それでもアゲハの部屋には結界があって…

　　　　部屋の中では包帯を外せます

 

虎首長：閉じ込められてる感じですね

　　　　…どうしました?　カルセ先生？

 

カルセ：あ…首長様はこの部屋をお使いください

　　　　そして-

　　　　香と小さな祭壇を用意してもらいます

　　　　ここにおられる間夫人もゆっくり休んで頂かなくては

 

虎首長：本当にありがとう

 

カルセ：とんでもございません

 

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ハンボム：次は？

 

ソヒ：　そこで二つ下がって昊星

 

ハンボム：ああ二つ下…昊星

　　　　　夜だから肌寒いね

 

ソヒ：　これをやって来平堂行く？

　　　　双子がおこげ湯作ったって

 

ハンボム：残ってるかな

 

ソヒ：　夜間調査する学生達の分を抜いて釜に入れるって

 

ハンボム：お、良かった

　　　　　うん？なに…

 

ソヒ：ハンボム？

 

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【雨和院付属医療院 束療院】

 

カルセ：幽鬼…騒動ですか?

　　　　雨和院で幽鬼騒動とは...

　　　　どうゆう事ですか

　　　　しかも4年生ですって

 

ハク　：ええ、魂死学科のハンボムとソヒです

 

カルセ：雨和院4年生が幽鬼を見ても驚かないと思いますが

 

ハク　：驚いたのか攻撃を受けたのかはまだ分かりません

　　　　とにかく気絶したまま目を覚めないし、人の仕業ではなさそうです

 

カルセ：大変ではありますが隔離する必要まであるんですか？

 

ハク　：気絶だけではないから問題なのです

　　　　さあ、入って

 

カルセ：？

　　　　こ…れは…

 

ハク　：魂医学科では呪いと推測しています。

　　　　直接触れると呪いが伝染るかもしれないので気を付けて

 

カルセ：いや…呪いなんてまさか！

　　　　雨和院の中で...

　　　　こんな事をする雑鬼も、魔物もいないじゃないですか!

 

ハク　：だから徹底的に調べなければ

　　　　ウゴン長老がカルセに周辺の結界をお願いすると言ってました

　　　　どんな邪気も侵犯させぬようにとの事です。

 

カルセ：はい、やってみます

　　　　それにしても大変ですね、来週は大同祭なのにこんな事が…

 

ハク　：四神会首長様もいらしてるのに…カルセ？

　　　　どうしたんです、カルセ？

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

いろいろあってカルセ祭り！

 

修正日：2023/09/03