完結後記特別編
[先生]
「おぼろげに」を連載しながら自分自身の隠れたすごい才能を発見しました。
それはまさに………
ドーン 瞬発力です
おぼろげにを連載していく度にキャラクターとストーリーが私の手から離れるようでした。
私が話を想像して作るのではなくキャラクター達が勝手に動くようでした。
だから毎週話をその都度続けていく方式で連載をしました。
今後の内容を知る作家の頭の中が知りたい… こんな内容のコメントを見たのですが…
常に今後の内容が一番気になっていたのは私でした。
それでも重要な事いくつかは決まっていたのがありました。
カウリが蝶をおぶって歩く最後のシーンだけは私が連載開始時から決めていた「最後のカット」でしたが、計画通りになって本当に嬉しいです。
元々そのシーンはアゲハが歩く記憶を再び無くしカウリにおんぶされるものでしたが
[アゲハ]
何?
[カウリ]
何だと?
[先生]
計画していたよりもはるかにさわやかな結末なりましたね!
[先生]
最終話で話してくれた感想、お祝い、質問をすべて漏れなく真剣に読みました!
Q&Aを準備しましたが…
当然おぼろげにのネタバレが一杯なので本編を見てください!
Q. カウリの妖鈴はどうなったんですか?
[先生]
5部49話にこんなシーンがありました。
[カウリ]
妖鈴は主人と気を共有します。
俺が天神になり妖鈴はすべての気を使い果たし俺に吸収されました。
Q. 魂心を食べたアゲハは現在どんな存在ですか。
[アゲハ]
とにかく俺は魂が肉体に普通についている人間だよ。
[先生]
おそらくアゲハが死んだらすぐ時鬼の状態でしょう
[アゲハ]
まだ死んでないからわからないけど!
Q. 生きた人間で魂心を食べたのはアゲハが最初ですか?
[アゲハ]
今まで生きた人間が魂心を食べたという記録はなかった。
[先生]
雨和院は他人の時の糸を食べても驚くのに、魂心を食べるなんて完全に気違いでしょう。
Q. アゲハもこれからは魂心を食べますか?
[アゲハ]
俺には肉体があって空虚を感じないからこれ以上魂心は必要としない
今まで通り人間はご飯食べて生きるよ。
時鬼は力を欲して魂心を食べるけど俺は力を求める事はなさそうだ
(ちらっ)
[カウリ]
?
Q. カウリは天神の中でどんな系列に属しますか?
[アゲハ]
悪神だろうな まあ
[カウリ]
天神なってからは何もしていませんが
[アゲハ]
お前がそれなら何か人々の願いでも聞いてくれるのか?
どうせ俺と歩き回りながら何か気に入らないものがいたら食べるだろ
[カウリ]
悪神ですね
Q. カウリ憑依の方法と条件が知りたいです
[アゲハ]
天神を呼ぶ時は祭祀膳、音楽、神舞が必要だ
祭祀膳は時の糸で、音楽は戦う音で一通り揃えられた
神舞は...
そういや俺踊りをちゃんと踊れてないのにお前どうやって出てきたの?
[カウリ]
あの時の俺は散り散りになってました
アゲハ、貴方が作った儀式を基にして力を集めました
神舞は俺に向かって手を伸ばして握るだけで十分でした。
Q. もしもカウリが他の誰かに憑依されたらアゲハには再び雑鬼が寄ってきますか?
[先生]
覆う呪術がまさにそれを防ぐ呪術です。
今カウリはアゲハを祠堂とし常にアゲハの側に縛られる天神になったんです
当時魂心がボロボロのアゲハがカウリを天神として呼べたのはアゲハに既にかかっていた覆う呪術の力が大きかったからです。
覆う呪術とはアゲハの力を隠す「壁」になる魂をアゲハに縛っておく呪術です
ちなみにカルセ…
私はおぼろげに連載開始時から殺そうと思ってましたが ふふ
カルセの死を暗示する場面が多かったでしょう
しかし5部に入りカルセ… 生かせるのでは?という気がしました。
キャラクター達が最善を尽くし生きる道を探したようです。
Q. 閉鎖された神源入口の話はどうなったんですか?
[アゲハ]
調査の必要があったけどカウリもそこまで調べる時間はなかったはずだ
[カウリ]
閉鎖された神源入口は本館のすぐ後ろにあるので近づくのは難しいですね。
[先生]
まだ話せなかった雨和院の秘密があります。
探して想像するのも面白いかと思います。
[アゲハ]
伏線回収できないものをああやって隠して
[先生]
次の質問~!
Q. アゲハが生まれた場所はそのまま埋まってしまったんですか?
[アゲハ]
神源入口が壊れてその間に土砂が積もり道が全て崩れ落ちた
それを復旧するにはとても長い時間がかかるだろう。
[先生]
しかし「ソツウ」への道が必ずしも雨和院に通じる神源入口だけではないでしょう
Q. 第7神源入口を調査する際の本の破れた部分はどんな内容でしたか? 破いたのは修羅ですか?
[先生]
神源入口に入った時のセスルが経験した惨事の記録がありました。
修羅(inササ)が破きました!
[アゲハ]
あの悪党が酷い目に合わせようと…
[先生]
酷い目に合わせるというよりは…
殺すつもりだったのでは…?
修羅はずっと君達を打とうとしてた。
Q. 雨和院が時鬼に助けられたのでもう時鬼は討伐される心配はありませんか?
[アゲハ]
雨和院に良心があるなら…
[カウリ]
雨和院に考える力があるなら…
[先生]
雨和院の具体的な取り組みと時鬼達との関係の変化はエピローグで確認できます!
Q. 森羅が生き残ったので修羅が復活する可能性はありますか?
[アゲハ]
修羅の魂心は俺が全て食べた。その時点で修羅は完全に消えたよ。
細かく砕けて俺に吸収された力はもはや修羅と呼べないがその力の本質は変わらないだろ。
だから森羅を生かす事ができた
「修羅」はもうない。
再び蘇る事もできない
Q. 森羅と修羅のプロフィールが知りたいです
[先生]
もう隠す必要はないですね!
森羅(人形師)/年齢不明
身長:181cm
体重:89kg
趣味:材料集め
特技:「人形」作り
*自分の体の材料を「補強」した事があるので見た目より体重がある。
修羅(白魔地の首長)/年齢不明
身長:181cm
体重:95kg
趣味:夜の天と天体を研究していた。
特技:記憶の糸操作
*森羅よりはるかに多い「補強」があった。
Q. 朝の天はどうなりましたか? 夜の天が消滅したのに朝の天は無事なんですか?
[先生]
この部分は私が誤解をうみそうなセリフを書いて出た疑問点のようですね。
ここで「私たちのように」という言葉は、朝と夜の天を任せる話のみです。
朝と夜の天が修羅と森羅のように一人が分かれたのではありません!
したがって朝の天は問題なくいつまでも...
今までお見せした形とは全く違う形で生きています。
Q. アロンは生前の記憶をどうやって思い出し受け入れたのですか
[先生]
カウリに出会いその力を実感したアロンは自らの痕跡を辿っていきました
自分が死んだ所から始めて徐々に生前の記憶を取り戻しました。
Q. アロンの過去が知りたいです。
[先生]
アロンが沢山愛されてすごく嬉しいです!
本編では非常に短く扱ったので私もかなり物足りないですね。
少し登場した回想シーンで処刑されたのはかつて天寿会の首長でありアロンの師匠です。
当時天寿会はあちこちに散らばった神龍の支持勢力を糾合する為重要な人物が各々別の地域に出向いており、そうやって天寿会が手薄になった隙をつかれ天寿会絶前首長は策略に陥り処刑されました。
その後を継いで首長となったアロンは師匠の死をきちんと追悼する前に、大きな戦争を迎えてろくに耐えられないまま敗北する事になります。
その戦場で死んだアロンは深い恨みを捨てきれずに時鬼になります。
カウリは死んだ直後戦場で何十年もの間正気に戻らなかったでしょう
それとは違いアロンは雑鬼になってすぐ敵軍の魂心を食べて時鬼になります。
Q. 前のプラットフォームでやった特別編をまた見る事は出来ませんか?
[先生]
ファイルが無事に残っているか確認してからsnsで公開します!
Q. 次回作の計画はありますか?
[先生]
ドーン!
女皇帝と男後宮達の暗闘物を考えてはいます…
まず… 私が沢山遊んでからきちんと準備する事ですね!
Q. 単行本の計画は?
[先生]
web漫画を紙本で出版した事のある多くの出版社に連絡をしてみましたが話がうまく進んでいませんㅠㅠ
しかし個人出版は怖いです。
カウリの数珠もよく忘れる私が出版に関わったら取り返しのつかない災いが起こります。
数珠を忘れた部分を探さないでください。
Q. その後カルセアゲハはまた会えますか?
Q. ササはどうなりましたか?
Q. 時鬼達はこれから何を食べるんです?
Q. カウリとアゲハはこれからどうなりますか?
Q. どうやって食べていきどんな事を経験しますか?
[先生]
これら全ての「完結以降の内容」についての話は3月23日に上がる予定のエピローグ、
「空船の引き寄せ方」
でご覧いただけます!
計3回連載予定です!
入る話から出てくる話まで長い間おぼろげにを愛してくださった読者の方々に感謝と愛を伝えます。
どうかおぼろげにが楽しい思い出になるよう願って、春にエピローグでまた会いましょう!
修正日:2023/10/03
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から