学生 :神源入口、また壊れたんだって
学校の空気が不穏だよね
先生達と長老達もずっと会議中だってさ。
何事だろう
大丈夫かな、雨和院...
[厩舎 ドチェホの呪術檻]
セスル:ここにいたのか、お前
カリ :…セスル
セスル:ハァッ、長老達の質問攻めにお前の話無しに言い繕うの大変だったぞ
今までいじめられてがやっと抜け出てきた
カリ :ご苦労さん
セスル:……お前さ
第7身元の入口を壊したの、お前だろ
最初からこうするつもりで調べていたのか?
カリ :ああ
セスル:お前…!
カリ :言ったはずだ、俺は、アゲハ先生を手伝っていると
先生が壊すのを望んだ
俺が信じられないなら先生と話せ
俺を問い詰めても得るものはない。
セスル:ええい、何だってそう無愛想なんだ
だからお前の目的は反許諾を解いて、アゲハと雨和院を出る事だ、そうだろ?
危害を加えるつもりじゃないんだろ?
カリ :信じなくても構わない
セスル:お前なあ、俺はこう見えても雨和院の元教授だぞ
俺がお前を調べろって長老側に言ったらどうする
カリ :言ってみろ
俺がどう出るか見せてやるから
セスル:お前って奴は、長老会ではこれから本格的に警戒強化する事にしたぞ!
これからどうする、何か…計画でもあるのか?
アゲハの奴が大丈夫だと断言出来るのか。
第3神源入口を壊したの、お前でなくても誰がやったか知ってるんじゃないか?
本当に何の関連もない?
カリ :心配するな、セスル
俺にも考えがある
カルセ:…あ
…メガネが…
アーチ:ここにあります
カルセ:あ、ありがとうございます。
アーチ先生…ずっと気の流れを調整してくれたようで
アーチ:まる2日ずっと眠っておられましたね
おかげで調整作業は楽でした
アゲハ:カルセえええええ
気がついた?!もう大丈夫なの?!
アーチ:アゲハ!部屋の外で見るだけと言ったでしょ!
アゲハ:そうしてるじゃん!
アーチ:手も入れちゃだめ。ちょっと離れて!
アゲハ:ちくしょう、金縄もこんなにかけてきたのに!
アーチ:普段からもっとそうしてなさい!
あなた昨日死頭術も巻かず歩き回ったそうね!
また何か騒ぎを起こしてないだろうな!
アゲハ:あ...な!だから今日はこんなに呪術してきたじゃん!
それより、カルセ!
体はどう?もう大丈夫なのか?
眩暈しない?!
カルセ:私は大丈夫。もう心配いらないよ、アゲハ。
アーチ:大丈夫なのを確認したからもう行こう
アゲハ:うあああ…
アーチ:あなたに聞きたい事もあるし
アゲハ:俺に?
アーチ:ジンスの事だが、
何の記憶もなく倒れたというのが気になって、記憶の糸を精密検査してみたの
記憶の糸に大きな歪みがあった
アゲハ:歪みだって?
アーチ:そう
アゲハ:(変だな、カウリの奴は殴り倒しただけなのに)
アーチ:前にあなたが狩人の憑依をした時も、
三使の獄を守ってた番人は何も覚えてなかった
そうだな?
アゲハ:…そうだった
アーチ:記憶の糸の操作、誰もが出来る事じゃない
雨和院の中に何かいる
これは全部危険信号だ。
アーチ:あなた、何か心当たりない?
記憶の糸の操作は、白魔地の首長 修羅の特技って言ってたな
一体誰が雨和院で他人の記憶の糸をいじり回してるのか
確実に何かが雨和院の中にいる
あなたは...狩人と暮らしてたじゃない
何かあったら気付けるのはあなただけ
異変を感じたら、どんな些細な事も必ず話して
雨和院全体の死活に関わる事だ
アゲハ:そう...する...
アゲハ:しまった、どうしよう!
自分の事ばかり考えてた!
やたら壊して、くそ!修羅が急に攻めてきたらどうしようもないのに!
俺はなんて事を、ああああっ!
カリ :修羅の事も考えずに許諾を壊そうとしてたんですか?
アゲハ:俺が出たら勝手にまた許諾をかけると思ってたのに...
こんな複雑な呪術とは思わなかった!
かけ直すのも人仕事なおにその間に修羅が攻めてきたら...うわああああ!
カリ :心配無用です
良い計画があります
<ふぃるる先生コメント>
4部を終えます。ありがとうございました!
修正日:2023/09/27
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りんご (月曜日, 29 10月 2018 15:55)
セスルさんとカウリさんのやり取りニヤニヤする
カウリさんが常に強気で惚れる…(*'▽'*)
そういえば修羅さま侵入してるの隠してた事すっかり忘れてた
カルセも無事だったし嬉しい
総じてみんな可愛くて良き回でした◎