中間考査3(終)

殿下 :カホン...カホンや

 

カホン:...........

    殿下お目にかかります

 

殿下 :そうだね、

    お前も大人になったね、こんなにも頼もしい大将になろうとは

 

カホン:どんな御用でお呼びになったのですか

 

殿下 :お前も良い物を持つ時が来たと思ったのだ

    開けてみなさい

 

    ハハハハハ!

    神竜が自らが下賜してるのに、

    そう遠慮なく顔をしかめるとは!

 

[到来 国王 神竜 '到来']

 

殿下 :大人になったという言葉は取り消さなきゃ!

 

カホン:こんなに目立つものを持つと思うと、

    今から首が痛くなります

 

殿下 :なんと−

    けれどもお前がこの国の最高将軍だ

    当然身につけるもので威容を現さねばならん

    たとえ到来が辺境の小さな国だとしても、

    蜘蛛将軍カホンがそれを持ち戦場に出て...

    到来の勢いを天下に轟かせるのだ!

 

[その威容も、その勢いも、到来の名前と共に消えて久しい]

 


 

カリ :ふーーー

    この位で十分だろう

    …先生

    これで失礼します

 

アゲハ:うううう…扉閉めて行けよー

 

カリ :はい

 

    (すでに消えた名は必要ない)

    (我に必要な名は最も強い時鬼の名だけだ)

 


 

狩人子:はぁ…、うっくうっ…

     それだけだ…私が受けた…命令は...

 

アロン:どうも、あなた様

 

狩人子:クウウク...ウフク...この...

    野蛮で…原始的な…時鬼供め…

    天の... 意を、軽んじる...貴様らを…

    修羅様が、放っておくものか…!

    私が、私がこうなった事を知れば...!

    貴様ら…全てを…

 

アロン:あー天の意とか

    我らはそんなものに従う必要はありません

    我らには仕える神のようなものなどない

    すぐにでも喰らいつきたいという欲求が全て

 

    ちっ、少し回復したら付け上がって暴れるなんて

 

    (まだ抑えつけれるレベルだが、)

    (彼らが自分の気まで回復したら私も手がつけれない)

    (時鬼とは本来自分のやりたい事だけをする獣だ)

    (やはり絶対的な王が必要だ)

    (いつまで…持ち堪えられるか)

    (時間を稼がねば)

    (その為には私にも力が必要だ)

 


 

<ふぃるる先生コメント>

3部のイントロ、中間考査の話を終わります:)

これ載せたらしゃぶしゃぶ食べに行きます!

 

修正日:2023/09/03



コメント: 1
  • #1

    ぴょん吉 (金曜日, 23 3月 2018 11:48)

    遂に殿下にお会いできた!光栄でございます…。