叔母 :…幽鬼が多いから寂しい気が広がるのはどうしようもなさそうだ
3門将:すごいです、こんな所で暮らせるのが...
叔母 :そうですか。私達は慣れてるからよく分かりません
カホン:ですが叔母さん、村がとても静かです
明日そんな大変な事をするのに…
3門将:静かですって、将軍。幽鬼達の声で頭が痛い程です
カホン:幽鬼の声は俺も少しは聞こえます
幽鬼ではなく人の声が聞こえないという意味です。
とても静かです。
人の声が少しも聞こえません
叔母 :皆明日の準備をしてるんだ。 騒ぎ立てる事もない。
早朝の出発で寝る暇もないんだ。
芋でもお腹いっぱい食べておきなさい。
カホン:はい
[寅刻(午前3-5時)]
3門将:うううう…
なんだって霧がこ、こんなに...
こう携えてるのは…な、何に使うのですか..?
火砲男:明かりを見てついて来て下さい
山頂で祭祀として雑鬼を集めてからこれを爆発させる
さあ、ついて来て
叔母 :ホン!
カホン:はい、叔母さん!
叔母 :ちゃんとついて来てるね
カホン:はい!
3門将、大丈夫ですか?
3門将:あ…俺は…大丈夫です、将軍
カホン:とてもひどく震えてる
俺が無理を言ったようだ
3門将:い−いえ、どのみちここは…調査しなければ…
狩人どもの痕跡を探してみないと…
...ただ、適応出来なくて、こうなってるだけです
ますます幽鬼の気が、濃くなってます
まるであの世への道のように感じられる…
殿下 :封印の一族が皆殺しされたなど、どう言う事だ!
宮廷人:封印の山から報告がないので調査を出しましたが...
あまりにも山が険しく調査をするのも困難でした。
しかし行ってみると全て死体だらけだったそうです
なんの... 襲撃を受けた跡もなく…
ただみんな死んでいたそうです。
どうやら幽鬼が何か問題を...
殿下 :それで、生き残った封印の一族が誰もいないというのか!
宮廷人:半月の間にその山から出てきた人だと、
何やら編笠をかぶった男だけだったと
殿下 :殿下?殿下!
殿下 :ホンはあの子は何も知らず、何も見えないのに
それなのに、その子が今…!
あ。私としたことが…
とても長い間人間として過ごしたのだな
叔母 :ホン!
カホン:ええ、叔母さん!
叔母 :ちゃんとついて来てる?
カホン:はい、心配いりません!
3門将:将軍がとても...心配なようだ
カホン:昔からそうでした
俺一人幽鬼が見えないから幽鬼にいたずらされる事が多くて…
怪我をしたらいつも叔母が治療してくれました
3門将:心配して、く、くださるのは有難いですが
何度もああやって、将軍の名前を、
よ、呼ぶので不吉な、話が浮かびますね
カホン:不吉な話ですか?
3門将:その、あるじゃないですか。
幽、幽鬼が呼ぶ時三回返事をすると...
あ、あの世に連れていかれるという…
カホン:ははは、封印の一族をそんな話でからかおうとしても-
無駄だと言ったじゃないですか
叔母 :ホン!
カホン:はい、叔母さん!
叔母 :ちゃんとついて来てる?
カホン:3門将と一緒なので俺は大丈夫です。
幼い時ならちょっと怖がったかもしれませんが、
こうやって3門将が一緒にいてくれるので頼りになります。
3門将…?
3門…
洞窟?いやどういうこと...
3門将!
…
叔母さん!−3門将!
3門将:ほ−
急に…暖かくなりました。将軍
将軍?
こ…これは何だ...!!
将軍、将軍! どこですか将軍!
将−
...叔母さん...?
俺...俺が幽鬼に取憑かれた!幽鬼に取憑かれてたんだ!
将軍...!
<ふぃるる先生コメント>
今日は結構幽霊漫画っぽかったかと思います:D‼︎
修正日:2023/09/06
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ぴょん吉 (日曜日, 25 3月 2018 11:00)
うわー…。辛い。すでに辛い。
カホンちゃんの幸せ期間短すぎるよ。
殿下が早く着く術を思い出したよかった。