狩人2

セスル:アゲハがどうなったって⁈

 

カルセ:あ…いらっしゃい、先輩。

 

アゲハ:こんにちは、セスルさん。

 

セスル:やれやれ〜二人とも酷いザマじゃないか!

    狩人憑依?今度はマジでやらかしたな、お前よお

 

アゲハ:じゃあどうしろって、勝てもしないのに

    これは狩人を知る良い機会じゃん

 

セスル:お前なあだとしても!

    狩人がお前の体で何かしでかすかもしれないだろ!

 

アゲハ:何をしても雨和院は出れないでしょ、反許諾のせいで

 

セスル:はあ…

 

カルセ:怪我した腕はどうだ、アゲハ?

 

アゲハ:少し痛む

 

セスル:おいおい、怪我までしたのか?

 

カルセ:ええ 狩人に...

    寝てないといけないくらいなのに三使の獄なんて

 

アゲハ:何、このくらい

    それでも部屋に篭ってるよりマシさ

    何もできないと思ったら気が狂いそうだから

 


 

セスル:お前も本当に苦労するな

 

カルセ:ハハ、苦労って事もないですよ

 

セスル:これが苦労じゃなきゃなんだってんだ、この野郎

 

カルセ:いたっ

    あ...

    カリ君。今日も来ましたね。

 

カリ :こんにちは、先生。

 

カルセ:こんにちは、カリ君。

    残念だけど今日もダメなんだ

 

カルセ:三使の獄は学生は元々出入り禁止なんだ

    これは長老会の決定で私もどうする事もできない

 

カリ :ほんの少しでいいんです。

    アゲハ先生に直接挨拶をしたいです。

 

カルセ:カリ君は本当に優しいですね

    カリ君がこうやって感謝していると必ず伝えるよ。

 

    あ、先輩。この子は1年生のカリ君です。

    妖鈴の泉でアゲハと一緒にいた学生がこの子です。

 

    アゲハ先生の事が心配と毎日尋ねて来てくれるんです。

     本当にいい子でしょう?

 

セスル:そ...そうだね…

    本当...に…いい子だね…ハハッ…。

 

カリ :アゲハ先生はいつ出てこれるんですか?

 

カルセ:すぐに出てこれますよ。

    アゲハ先生が出てきたら必ずカリ君に教えますね。

 

カリ :ありがとうございます、先生。

 


 

セスル:お前なんでまだここにいるんだ、この野郎!!!

 

カリ :用があるからに決まってるだろ

    離してくれないか?

 

セスル:そうだ…何か大事なものを探すとか言ってたな...

    まだ見つかってないのか?

 

カリ :見つけはした。

    だがバレずに持ち出す方法がない

 

セスル:あう〜〜〜〜

    一体何だってこの番人の巣窟で...

    お前もアゲハも度胸があるな、ほんっと

 

    ああところでお前!

 

    何でアゲハに会おうとする?!

    そういや妖鈴の泉でアゲハと一緒にいたのもお前だってな?!

 

    おいお前どういうつもりだ?!

    アゲハに何かしたらただじゃおかねーぞ!

 

カリ :(…親しいのか)

 

    別にただ、糸の気配が全くないから

    興味があるだけだ

 

セスル:ああ...

    そう...あいつはそうだな、本当に

 

    体質も珍しいがあいつがする事は...

    騒ぎを起こす事ばかりでよ...

 

    教師になって少しはマシになるかーと思って、期待したけどやっぱりな。

    ガキの頃と少しも変わってなかったよ!

 

カリ :先生はどうだった?

 

セスル:え... え?ああアゲハ...?

    大丈夫...ではないがまあ、何とか...

    とにかく体は大丈夫だから

 

カリ :そう?

    ならいい。

 

セスル:え?

 

カリ :体が無事なら良い

    会えないのは残念だが...密かに入り込めるか探してみよう、まあ

 

セスル:何だって?!

    うううう...

    お... おいおい!

 

カリ :何だ?

 

セスル:うう…そのうぅ〜んと、アゲハが、心配なら、

    三使の獄へは地下から通じる裏口をいけば?結界は一箇所…

    まあ学生と雑鬼を防ぐ結界だから...

    お前なら解けるだろう、 そのくらい

    今夜はその...呪術会議でカルセがいないから、こっそり出入りしな

    他でもないお前が 「心配」 してるみたいだから教えるの!

    ふぅっ…もしばれても俺が教えたって言うんじゃねーぞ、お前!

 

カウリ:ありがとう、セスル。

 

セスル:ああ、まあ...アゲハも閉じ込められて寂しいだろうし...

    同じ場所にいるのをすごく嫌がる奴なのに…

 

カリ :...なぜ?

 

セスル:あいつは狩人と良くない思い出があってな

    だから面白い話でもしてやってくれ!

    ...全く、俺も時鬼に何を頼んでるんだ。はあ

 


 

コダマ:…してやってくれ!

    ...全く、

    俺も時鬼に

    何を頼んでるんだ

    はあ!

 


 

コダマ

母コダマが聞いた音を背中で育つ子コダマが発声する奇妙な生き物。

さらに珍しいのは、子コダマを遠くに置いても母コダマの聞いた話を出すことができる。

しかし距離に制限があり母体から離れすぎると、自らが母体となりに背中に子コダマを育て始める。

雨和院、百栄宮などの気が豊富な場所で放送用として使われている。

 

 

 

※コダマの説明は日本版にも記載されています

 


 

<ふぃるる先生コメント>

今年のクリスマスを友達と過ごすか家族と過ごすか何故悩んでいたのか

どうせ金曜日だから締め切り中なのに...

強制的に悩みの解決ですね! 楽しいクリスマスをお過ごしください!

 

修正日:2023/08/21



コメント: 6
  • #6

    ネク (日曜日, 25 3月 2018 17:44)

    まあセスルさんからしてもアゲハを小さい頃から一緒にそだててるから親戚の叔父さんみたいなものですよなあ

  • #5

    ネク (水曜日, 14 2月 2018 00:08)

    セスルが自分から教えるようにカウリが仕向けたのかなっていう顔つきが少し見える気がします〜

    あと礼儀正しいカリたんかわゆす!

  • #4

    ネク (火曜日, 06 2月 2018 10:41)

    >りんごさん
    コメント書いて
    画像認証して切り替わって
    その後ボタン押して
    投稿みたいな感じですね

    投稿時はちょい間を置いてから更新される感じっぽいですな

    カウリさん脅すけど結局手出されてないからなのかw
    セスルさんも森羅と一緒で子供の姿ばっか見てると子供扱いしようとするし二人のやりとり大好きです。

  • #3

    りんご (火曜日, 06 2月 2018 10:16)

    「私はロボットではありません」のやつで画像認証すると私には連投されたように見えるけど結果的にはされてないっていう謎仕様でした

    セスルさんいいポジションにいますもんね
    カウリさん命の恩人で時鬼でビビってるけどズケズケ言うし
    彼の過去も気になる…

  • #2

    ネク (金曜日, 02 2月 2018 12:33)

    連投されてないっぽいですぞ?
    セスルさんもっと脅されてんのかと思ったけど結構言い合える仲なのねって思ったとこでしたw

  • #1

    りんご (金曜日, 02 2月 2018 11:38)

    セスルさんの、なんでまだいるんだよ!?って掴まれてるカウリさんの横顔がかわいくてすき(*'▽'*)
    あと、2-9のコメ間違って連投しちゃってるみたいなのであれなら消しちゃって下さい
    すいません!