森羅 :どうした起きてきて。
アゲハ:…落ち着かなくて眠れない
今日聞いた話のせいで
森羅 :…上がってくる? 裏にはしごがあるんだ
お酒飲める年齢、そうだろう?
アゲハ:...甘い匂いがする。
森羅 :十種の花を入れて漬けた酒だそうだ
蜂蜜に漬けた梨を細かく刻んで入れてる
アゲハ:何、それ...
?
森羅 :味はどう...?
アゲハ:はあ、甘さで何とかなってる感じ?
森羅 :ハハ...実はちょっと失敗した酒なんだ
誰かに飲ませるには恥ずかしい酒だ。 でも、
時鬼に追われてたから食物をまともに手にいれられなくて....
ああ、年もとったのにずっと坊と呼ぶなんて可笑しいよね…?
君に名を付けようともしたが...僕には出来なかった。
その資格がないという事は解ってたんだ。
アゲハ:そんなに卑屈になるなよ
そちらに俺を守る義務があるわけじゃないし。
とにかく他人だし、
森羅 :僕が君の世話をすると言ったから、僕には責任があった。
そしてそれを果たせなかった。
君に百回謝罪しても足りないな...
アゲハ:全く、上手いことやればよかったのに
森羅 :もう… 上手くできるよ
白魔地を出て、僕は人間の味方に...君の側に立つと誓った
弟者を…攻撃する事になったとしてもね。
アゲハ:修羅は俺を諦めてないから、攻めようが受けようが決着を付ける日が来るだろう、
俺もその位は覚悟してる
森羅 :坊。
アゲハ:でも、大丈夫。
俺は結構良い楯を持ってるんだ
危険な奴だってのは分かってる、
何度も助けられたからか、不思議と信頼できるんだ。
多分憎ったらしい情みたいなのがあるみたい
森羅 :…あの時鬼の事だね。
アゲハ:そうだ
時鬼は特に執着が強いから。
あいつは諦めないと信じてる
俺を...いや、
その‘神源の中心’ってやつを
これ、ずっと飲んでるから大丈夫な気もするし
森羅 :坊は甘ければ何でもよく食べたな。
アゲハ:酒を飲む赤ん坊がどこにいるんだよ。
俺の名前は、アゲハだよ。
森羅 :そうなんだ、アゲハ...アゲハ。
.......
猫を呼ぶ声じゃないか?(韓国版ではアゲハはナビ(蝶))
アゲハ:それで沢山からかわれたな。
カリ :狩人が人形師を監視していた?
アロン:人形師を監視しながら、
会う者は幽鬼であれ魔物であれ全て報告せよとの命を受けたそうです
その狩人を綺麗に食べてしまったので、
より大規模でまたここを探すでしょう。
カリ :俺の試験の答え、ちゃんと出せるか?
アロン:あら、ボス。
私は彼らが来ないのではないかと心配なんです
狩人の糸はとても美味しいんですもの
カリ :期待しているぞ。
カリ :それではこれで失礼します
森羅 :おっとそうだ、うっかりしてた。
カウリ、ちょっと手を出して。
カリ :何ですか。
森羅 :どうだい!
首飾りよりずっと良いだろ?
カリ :へえ。
森羅 :昨日坊...いや、アゲハが言ってたよ。
(酔っ払って大騒ぎ)
森羅 :君の首飾りを他の雑鬼が取った事があるって。
考えてみると首飾りはだぶだぶで、逆さされたらすぐ取れちゃうしね。
カリ :逆さになる事はないが確かに楽ですね。
有り難くいただこう
森羅 :あ、アゲハ…。 起きないと、もう、出発する...
アゲハ:ウウォエエッ~
森羅 :あ、あれは昨日飲み過ぎたからなんだろ? うん?
僕を見て吐いてるんじゃないよね?僕の事吐くほど嫌なんじゃないよね?
カリ :どうでしょう、先生が嘔吐までするのは俺も初めて見ますね。
アゲハ:ウォエエッ~
<ふぃるる先生コメント>
もうカウリの数珠ネックレスともお別れですね!でもまだ癖で描いてしまいます ふふふ
修正日:2023/09/21
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ぴょん吉 (水曜日, 28 3月 2018 10:56)
色んな思いが聞ける素敵な回。
甘いからグビグビ飲んじゃったのかな。美味しくなさそうだし、悪酔いするとか。
はむら (木曜日, 22 2月 2018 00:00)
ここの話も好き。アゲハのカウリに対する本音が聞けてとても良い。