空神会：スチョンがそんなに愚かな事をするなんて!

 

地神会：四神会の首長ともあろう者が疫神をかばった上に雨和院に入れ、

　　　　対話科教授に憑依させて拉致まで...

　　　　開いた口が塞がらない。

　　　　私はもう恥ずかしくて神竜流下合わす顔がない

 

水神会：スチョンと彼の奥方のホヨンが特別な関係でもあった

　　　　ホヨンが雨和院を卒業して生死苦楽を共にしたのです

　　　　ああ....'死'はなくなったが

　　　　ホヨンの死をスチョンは受け入れられなかったのだ

　　　　理解は出来る

　　　　それでもこんな行動を容認する訳にはいきません

 

ハク　：首長様方

　　　　最後に山神会首長様を見た者を連れてきました。

　　　　ところがこの者が疫病にかかり…

　　　　マスクをする必要があるのですが...

 

空神会：大丈夫だ。私たちは人間の病気にはかからないから

　　　　その者こそ大丈夫か？動けるのかね？

 

カルセ：私は大丈夫です

　　　　私の体に宿った疫病の気に結界を打ちました。

　　　　一時的ですが疫病の気が私の体からは出ません

 

空神会：ほう、誰かと思ったらカルセだな！

　　　　君が百栄宮で働いてた時見かけたよ！

　　　　流下が君を本当にたいそう褒めていたな

　　　　若いのに息子への愛がとても深いのだと

 

カルセ：アゲハの事ですね。

　　　　息子ではないと10回は申し上げたんですが…

 

空神会：結界においては右に出る者がいないという

 

カルセ：…恥ずかしいです

　　　　今私が召喚主を引き受けた結界が操作されて…

 

空神会：操作されたのであって、解けてはいないじゃないか

 

カルセ：…はい

 

空神会：それなら君は媒介体の位置が分かるね

　　　　そうだろう？

 

カルセ：正確ではありませんが分かります。

 

空神会：わかった。それならすぐ追撃対を組織しよう

　　　　…君は本当に大丈夫か？

 

カルセ：はい、大丈夫です

 

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虎首長：大丈夫か、夫人？少し休むかね

 

アゲハ：この基地外虎！これは何の真似だ！

 

虎首長：...アゲハ殿ですね。

　　　　神級である私の妻を抑え意識を取り戻すとは、やはりすごい。

 

アゲハ：一体何をどうやった⁈

　　　　反許諾は...！

 

虎首長：貴方に疫神舞を踊らせた時に使ったのと同じ事をしたのです

　　　　首に傷をつければ精神を私の支配下に置けるものです

　　　　精神が掛かれば体も従う。

　　　　さあ、早く行きましょう。まだまだ先が長い

 

アゲハ：うああ！離せ！

　　　　くそ、首長の思惑に従うつもりはない！

　　　　誰を祠堂に使おうとしてんだよ！

 

虎首長：アゲハ殿

 

アゲハ：なんだ！

 

虎首長：頭を包帯で巻き、部屋にこもって生きるのがそんなに良いですか。

 

アゲハ：何…？

 

虎首長：私とホヨンを助けてください

　　　　たとえ制約があったとしても、雨和院よりは広い世界で生きられる

 

アゲハ：バカバカしい

　　　　俺が居ないと知ったら雨和院が追いかけてくるぞ

 

虎首長：私がお手伝いする、アゲハ殿。四神会の首長として！

　　　　貴方とホヨンの為に出来る全ての事を致します。

 

アゲハ：（…ああ）

　　　　（そういえば何年ぶりだろう）

　　　　（カルセが少しの間反許諾を封印して以来だ）

　　　　（俺は今雨和院の外に出ている）

　　　　（…雑鬼が少しいるが...）

　　　　（疫神の力のせいか近寄っても来ない）

　　　　（本当に出ていけるのか？）

　　　　（こうやって…こんな風に？）

 

虎首長：すぐに村に到着です

　　　　乗り物を借りて山神会に行きましょう

 

カリ　：... ほう

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

空神会首長はカササギですがツバメと迷う事が結構あります…

 

修正日：2023/09/04