中間考査1

セスル:ほら、お前の青銅棍

    こっそり修理するのにどれだけ苦労しか分かるか?

    こいつは呪術道具だ

    簡単に直せるもんじゃないぞ!

 

カリ :俺だって簡単に折ったんじゃない

    ともあれご苦労様、セスル

 

セスル:この野郎…完全に手下のように扱いやがって、はあっ

    ところでお前、試験勉強はやってんのか?

 

カリ :試験勉強?

 

セスル:中間考査期間じゃないの、今!

    あーまあ、お前は成績なんて関係ないだろうけど、

    赤点とったら担当教授と個別補習を受けなきゃならんぞ

    それものすごおおく面倒だぞ〜?

    まあ、1年生の試験は簡単だしそんな事ないだろうが!

 

[雨和院の中間考査は、]

[制圧科目を除く全てが筆記試験で行われるが、]

[1学年1学期の中間考査は基礎中の基礎だけを扱うのでかなり簡単なのである]

 

アゲハ:さあ、これを見て答えを書けば良い

 

アーチ:残り時間がわずかです

    まあ、すでにほとんど書いてますね。

 

[そのため、]

[1年生の中間考査で基準点を超えない学生は大変珍しい]

 

[すなわち、]

[バカではないかぎり全員基準点は超えるのである]

 

 

学生:なんのお知らせ?

 

学生:補習授業受ける1年生がいる...

 


 

アゲハ:お前のせいで俺まで残業だろ、この馬鹿!!

    お前は一体何やってんだ、カリ!

    'カリ' は馬鹿って意味だったのか?!

    1年生の最初の試験は字が書けるかを見るレベルだぞ!

    どうして名前だけ書いて出した?!どうしてこんな事を、一体何故!

 

カリ :二人だけになる時間が欲しかったのです

 

アゲハ:何⁈

 

カリ :先生の部屋を訪ねるのは俺にとっても負担なので

    口実を何度も作らねばいなりませんから

    '補習授業を受けに行く'なんて楽な口実か

 

アゲハ:だからって試験を台無しか?!

 

カリ :いい成績を取って何に使うんです

 

アゲハ:…そうだな

 

カリ :それより、見せたいものがあります

 

アゲハ:何だ

 

カリ :ドチェホの呪術式を反許諾で封印したものです。

    神鷹がこうしました

 

アゲハ:ええっあのジジイが…

    それで統制者は誰なんだ?

 

カリ :神鷹が自ら引き受けました

 

アゲハ:マジか⁈神鷹が自分で?!

 

カリ :はい

 

アゲハ:まあ…ドチェホが大事ではあるみたいだな

    確かにあいつ、ものすごく強いけど…

    凄い素早くて、幽鬼は見逃さない

    でも幽鬼が主人になったな

    そうか、反許諾を受けて何か掴めそうか?

    解けそうか?

 

カリ :これから調べなければなりません

    だから反許諾について知っている事を、全て教えていただけますか

 

アゲハ:そあ…知っている事と言っても…

    そうじゃなく、お前が気になる事を質問しろよ

    知ってる範囲で答えてやる

 

 


(それより子(鼠)よ、お前に大事な仕事を一つ頼みたい)

 

[狩人 子]

 

森羅 :ランラン~西~君の~冬~至 アリラン~

 

アロン:まあ、これはどうされました?

    偉そうな狩人が、人形師の谷にいるなんて!

 


 

<ふぃるる先生コメント>

精一杯だらだらしてきましたがとにかく10月中に帰ってきました:)

3部もよろしくお願いします!

 

修正日:2023/09/03



コメント: 1
  • #1

    ぴょん吉 (金曜日, 23 3月 2018 11:27)

    久しぶりにグルグル巻きのアゲハを見た気がする。クシャクシャされるカリと、歌う森羅さんがかわいい(*´꒳`*)