蜘蛛の檻14

カホン:(…下につながる道)

    (深さは見えないほど深い)

    (後退できないな)

 

    来れるものなら来てみろ

 


殿下 :ホン

    お前は頑丈な垣根になれるかね

 

カホン:殿下に報いたくて、俺は学んでいるのです

    殿下の願いは今や俺の願いになりました

    だから俺はなります

    殿下が望むようなその、頑丈な垣根のようにです。

    どんなものでも防いでみせます

    俺は、垣根の主人も守れる...そんな強靭さを手に入れたい

 

殿下 :そうなさい

    お前はそうなるよ

    心配しないで学んで、専念し、成長しなさい

    私は垣根の保守が上手な主人になってあげよう、

 

    (ホン)

    (ホン)


 

殿下 :ホン!

 

カホン:で、殿下!

 

殿下 :さあ、立てるかね

 

カホン:ど…うして…殿下が…

 

殿下 :良かった

    何か崩れてるので来てみたらやはりここか

 

カホン:どうして…殿下が... ここにいるのです!!

 

殿下 :封印の一族が皆殺しにされたとの報告を受けた

 

カホン:え…?

 

殿下 :...そうか、お前も今なら見えるな

    今この場所に生きてる者はいない

    幽鬼だけだ

 

カホン:…一体…どうゆうことですか…

 

殿下 :しっかり捕まってなさい!

    この山を出よう!

 

幽鬼 :お前このおお-!

 

カホン:これは…

    どうしたんですか!

 

殿下 :罠だったのだ

    ホン

    歯を食いしばりなさい

 

カホン:はい?

 

    殿-殿下---!

 


 

<ふぃるる先生コメント>

今回の話サムネイルは迷わずカホンと到来のツーショット!個人的に気に入っています!

 

修正日:2023/09/07



コメント: 1
  • #1

    ぴょん吉 (日曜日, 25 3月 2018 11:13)

    で…殿下ーーーー!(O_O)