カルセ：(故郷を思い出す。)

 

ジニョン：兄様、ジンヒがまた...

 

ジンヒ：お兄ちゃま、これ見て！

 

カルセ：(大きくなってもいたずら好きな弟妹と、)

　　　　(父さん)

 

カルセ父：ふうーーー

　　　よりによって長男の目が... .......

 

カルセ：(父さん)

　　　　(私は　家の役に立ちたかった)

　　　　(姜家の名に恥じぬように...)

　　　　(結局すべて無駄でしたね)

　　　　(勉強も、訓練も、試験も...)

　　　　(こんな風に狩人に魂を引き裂かれて死ぬなんて)

　　　　(空虚が忍び寄る)

 

　　　　(幽鬼が体の空席を虚しく感じる事を空虚と言いますね)

 

　　　　(どのみちいつも心の中は虚しかった)

 

　　　　(いくら頑張っても、うまくいっても)

 

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カルセ：ただいま。

 

ジニョン：兄様！

 

ジンヒ：お兄ちゃま！

 

---

 

カルセ：(いつも父は私を見るたびに、)

　　　　(私を見るたびに、いつも、)

　　　　(その顔に浮かんだ感情は、)

　　　　(ああ、それはどんなだっただろうか)

　　　　(残念？情けない？失望感？)

 

---

 

カルセ父：ジヌ来たのか。

 

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カルセ：(結局、私は認められず)

　　　　(それを悟ってから)

　　　　(虚しくて)

　　　　(何もない)

　　　　(私は)

　　　　(初めから空っぽの人間だったようです)

 

アゲハ：こうらい…しだれやなぎは…ふぅーうぅ

　　　　じぶんに…とおおおそ…

　　　　たりと...さがってる...ふぅ…うぅん

 

カルセ：子供...？こんな所になぜ子供が...

　　　　仮面をしている...狩人の子か？

　　　　でもなぜ監獄みたいな中に....

 

狩人戌：坊！

　　　　訓練の時間だ、ハハ！

　　　　さあ、構えろ！

　　　　はぁっ！

 

アゲハ：う！

 

狩人戌：もう、ここれくらいは防ぐか？

　　　　ほら、ほら！

　　　　ほう、本気で鍛えてやろうか、

　　　　ちがうぞ！

 

　　　　.......修羅様も本当に懐の深いお方だ。

　　　　あの目を抉ずにいるとは

　　　　ちっ。

 

狩人　：戌！青軍集合だぞ！

 

狩人戌：行くよ。

 

 

アゲハ：ゲフ ゲフ ゲフ ゲフ…

　　　　.......

　　　　青銅鏡の人がまた来たんだね。

 

カルセ：.......

 

アゲハ：また行くんだ

　　　　僕も行きたいなぁ。

　　　　出掛けたみたいだ、あー...

 

カルセ：…君は、

　　　　君は、誰だ…？なんでこんな所で、こんな…

 

アゲハ：だれ…だ？

　　　　誰だ？誰だ？

　　　　なんで？なんで？？

　　　　こんな、こんな

　　　　あはははは！はははっ。

　　　　蚕はしっかり飼育すれば繭から糸を取れるんだって。

 

　　　　僕はそれだよ。だから大丈夫。

　　　　大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫...

 

　　　　たりと...さがってる...ぅん

 

カルセ：だ…らりと…たれさがって

　　　　と、言うんだよ。

　　　　柳の枝が…垂れ下がった…という歌だ…

 

アゲハ：うっ、ふぅっ、うっ、ううっ、うう

　　　　うぅ、ううっ…

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

懐かしの狩人が登場しましたね〜！

 

修正日：2023/09/24