３門将：この、今度は何だ！カホンをどうした！ 

 

野渦族：俺は知らん、お前を解放しろって事しか

 

３門将：何？

 

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野渦族：こ、これは何事だ！

　　　　火砲が全部使えなくなってるぞ！

 

　　　　首長、大変なことに！

　　　　火砲がすべて... ！

 

コムド：撤退を...

 

野渦族：はい？

 

コムド：撤退を...しなければ…

 

野渦族：何言ってるんですか、ここまで来て...！

　　　　ここまで来るのに野渦はどれだけ…

　　　　どれだけ大変だったか...！

 

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カホン：おかげで生き延びました…'編笠翁'

　　　　心から感謝しています

　　　　このご恩は忘れません

　　　　しかし、俺はあなたを信用していない

 

編笠翁：賢いな

 

カホン：英雄が必要だと言いました

　　　　そんな話をするには理由くらい教えて欲しいのですが

　　　　一体何を企んでいるのか

 

編笠翁：我々は再び会う事になる

　　　　時が来れば自ずと分かるだろう

　　　　活躍せよ

　　　　封印の一族 オルネ・カホン

　　　　お前は到来の太陽になるだろう

 

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［5年後］

 

[到来の首都 芯到来]

 

芯兵士：だれだ！

 

カホン：今度新たに北到来守備隊長になったカホンだ

　　　　殿下の命を受けてきたのだが

 

芯兵士：しょ、将軍様！

 

芯兵士：随行もなく何故一人で...

 

カホン：殿下が俺に会われるとおっしゃったが随行までは呼んでない

　　　　もう入ってもかまわないか?

 

芯兵士：は、はい！もちろんです！

　　　　はあ…

　　　　野渦討伐一番の功労者が部下もつけず静かに入城とは

 

３門将：元々騒々しいのが嫌いな方なんだ

　　　　勲功を立てても横柄に構えない方でもあって、

　　　　しかし部下一人はここにいるぞ

 

芯兵士：ど、どなた...ですか

 

３門将：北到来３門将のソ・ヘゴンだ

　　　　ふゅー将軍は馬の扱い方が並外れてて、追いつくだけでも大変だった

　　　　どれほどの人々が馬と将軍様が一体のようだと言ったろうか

 

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宮廷人：北到来守備隊長様ですか？こちらへ…

　　　　こちらで待っていれば殿下ががすぐにいらっしゃいます

 

殿下　：カホン...カホンや

 

カホン：……

　　　　殿下お目にかかります

 

殿下　：そうだね、

　　　　お前も大人になったね、こんなにも頼もしい将帥になろうとは

 

カホン：どのような御用でお呼びになったのですか

 

殿下　：お前も良い物を手にする時が...

 

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宮廷人：北到来も沢山纏められたと聞きました

　　　　３門将も大変でしたね

 

３門将：ああ、まあ…そうだな

　　　　守備隊長の方がより忙しなく動き回っていたが

 

宮廷人：５年前に野渦の首長を倒したのがあの方だと聞きました

 

３門将：それが倒したとは少し違うが…　まあそういう事にしよう

　　　　その後野渦の残党が諦めずしぶとく攻めて来て...

　　　　それを整理する為に丸5年を費やした

　　　　あの方が野渦の首長を片付けた功績に部隊長になったが…

　　　　常に先鋒に立つので野渦族であれ到来人であれ将軍の顔を知らぬ者はいない

　　　　今は部隊長でなく大将になったので後ろにいる者も知っていただかないと

 

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カホン：…ともあれくださったのだから有難く頂戴します

 

殿下　：ほうーそうしなさい、生意気な奴だね

 

カホン：…殿下

　　　　申し上げたい話があります

 

殿下　：言ってみなさい

 

カホン：もしや'編笠翁'という者について聞いたことがありますか

 

殿下　：編笠翁というと...5年前北到来の報告に出てきた名前だな

 

カホン：覚えておられるのですね。

 

殿下　：その者が野渦の陣営でお前を助けたと

 

カホン：しかし一言一言が怪しいので俺が別に調べてみました、

　　　　しかるに-

　　　　どうやらその者狩人と関連があるように思います

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

どこかで見た場面と…思った方がいるかと思い書いておくと3部3話のです：＞

 

修正日：2023/09/06