アゲハ:さあ、慎重にな…
そう、今はゆっくり動いて横になってみて
ウゴン:この双子を見ながら理論だけ立ててたものを、実行する事になるとは
禾穗七星
アゲハ:ずっと考えてた方法だったんですか?
ウゴン:考えで終わるはずだった、生きた人間の魂心を半分になど出来ないじゃないか
アゲハ:ですよね…
ウゴン:手をこっちへ。
お前がいて本当によかったよ。
けれど、
今回の事を最後に魂から糸を抜くのはやめなさい。
アゲハ:あ…
ウゴン:そんなことをして腕が全てなくなったらどうする。
アゲハ:そしたら、足から取るかな
ウゴン:なんて事を言うんだ!
アゲハ:冗談です、ごめんなさい。
ウゴン:冗談でもそんな事言うな。
今回は例外だが、
人間の時の糸を使う事が何故禁止されているかお前も知ってるだろう。
アゲハ:魂が壊れるから...ですね
でも、俺はまだ大丈夫-
ウゴン:それだけじゃない
一人の人間の時間だ。それは。
他人の魂にどんな影響を及ぼすか分からんのだ。
あの子供の雑鬼も、体から魂を出し入れする強い力を持ってたじゃないか
お前の糸がその原因だろう。
それからカル... ... ...
いや、とにかく
この双子もどんな変化が起こるか分からん
アゲハ:変化...
カリ :(どうやら上手く解決したようだな。)
(変化か...)
ウゴン:ふぅうううう。
ナリはもう大丈夫だ、こっちの方が本題だな。
アゲハ:ソンイ。
ソンイ:うん~?
アゲハ:お前とジ二が魂を取り出せるようになったのは、俺の糸をつけてからか?
ソンイ:うん。前はジニ一人しか出来なかった。
アゲハ:どうやって出来るように?何か練習でもしたか?
ソンイ:ううん、何もしないで出来た。
アゲハ:何もせずに?
ソンイ:うん。アゲハがすぐ体に隠れるから、出したくて、やったら出来た。
アゲハ:やってみたら出来たって?
ナリ :うっ!
ウリ :ううっ!
ナリ :はぁ!
はぁーはぁっーど、どうなったの?
もういいの?!
ウゴン:まあ、まあ、落ち着きなさい。
まだ激しく動いてはいかん。どこかおかしな所は...
ウリ :ううう…
アゲハ:おい、ウリ、大丈夫か?
ウリ :う、目が ...目... が…とても痛くて... !
アゲハ:目が?目がなぜ痛い、どれ見せて。
ウリ :ううっ…!うっうぅっ、
アゲハ…さん?
ソンイ:あの子は幽鬼がすごく見たかったみたい
アゲハ:(見たかったから、青銅鏡眼になっただと?)
(そんな嘘だろ。)
(......)
(......)
(俺の糸のせいで?)
(あ、これは...!黄酒将軍神が帰って行く時と同じ気配だ!)
ハンヤ:1人の人間に...
一つの魂心....
これ以上成すべき事はない。
もはやこのようなひどい目に遭いながら人間の地に留まる理由もない。
人間のする事は誠に、理解しがたい。
ナリ :ハハ…、もうみんな私達を簡単に見分けられる。
カルセ:…ここは…
アーチ:じっとしててください。
あの力を使ったせいで体への負担が大きかった。
カルセ:はは…
アーチ:まったく。
アゲハの糸に宿った力は、使わないように言ったじゃないですか
(白い夜 終了)
<ふぃるる先生コメント>
ゆっくり休んでさらに良い姿をお見せします!
2週間後に会いましょう〜!
修正日:2023/09/24
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ぴょん吉 (木曜日, 03 5月 2018 11:24)
糸が色んな所で影響していたとは…。
アゲハの糸(サナギ)→変化みたいな感じなのだろうか。予想以上に不思議な力。
ネク (月曜日, 09 4月 2018 16:19)
アゲハは今まで糸を分け与える事でなにかあるのは自分だけだと思っていたようですけど
これで与えられた方にも影響与えてしまうことが分かったようですな
これはちゃんとお勉強していれば分かることのような、説明うけているんじゃないかと思うけど。
カウリさんはいつもどおり立派に影から見てた
ツイッターにも書いたけど糸が願っていた事を実現させてるなら
カウリが願っていたのは、大事な人を守れる程の強さで
カルセはアゲハを助けだす力ってことなのかな(もらった時倒れてたし)
この糸があるから流下がカルセの体力が人一倍とか言っていたのだろうか
先生はカルセは番人としては強くないって書いていたよねこないだ。
あとハンヤさんおつかれっした!
来週は休載ですね