第7神源入口10

アゲハ父:あんたは...昼間の客人...

    これはどうゆう事だ!この炎は…あんたがやったのか!

 

修羅 :そうだ

   「ソトン」が交渉に応じねばこの炎は村を飲み込むだろう

 

アゲハ父:……青銅鏡眼の者をどうするつもりだ。

 

修羅 :罪人を…どうするつもりだと

    さらに罪を重ねぬよう、慈悲を施し殺さなくては

 

アゲハ父:貴様!そんな言葉をみだりに口にするとは!

    人の仮面をかぶった魔物がまさにお前だ!

 

修羅 :3日やろう

    例外はない。青銅鏡眼を持つ者を全員差し出せ

    この村を守りたいのならな。

 

長老 :妙な火だ。燃え広がらず静かに燃えてるだけとは。

 

アゲハ父:しかしあの火が村を取り囲んでいて出られない。

 

長老 :噂は本当だったか。

 

アゲハ父:噂って?

 

長老 :青銅鏡眼の者を全て見つけだし殺す仙人の噂があったろう。

 

アゲハ父:他の村にもこんな事をしているのか

 

長老 :只者ではないことは間違いないね

    こんな妙な火を扱うなんて、生まれて初めて見る。

 

アゲハ父:火に何をしたかわからないけど、これもやはり呪術だろう。

    この火も熱いのは同じですね。

 

長老 :どのみち破る方法はないのか...

 

アゲハ母:だからってあの狂人の要求を聞き入れる事は出来ません!

    生贄を捧げろって事じゃない!

    そんな事できません!

 

長老 :あやつは幼い子供まで出せと要求した。

 

村人 :畜生にも劣る者の言う事なんて聞けない。

 

長老 :だが...これからどうすれば...

 

アゲハ母:あなた、子供抱いてて。

 

アゲハ父:あ、うん。

 

アゲハ:あう

 

アゲハ母:あの火、熱いのは同じなんでしょ?

 

アゲハ父:うん。

 

アゲハ母:村に広がっては来ないけど、燃える物を近づけると確かに火がつく。

    あいつは我々に武器を与えたのよ。

 

 

修羅 :提案に対する答えを聞き来た。

 

アゲハ父:その前に一つだけ聞きたい。

    青銅鏡眼を持って生まれた事が何故死に値する大罪なのか

 

修羅 :「持って生まれた」本当にそう思うのか?

 

アゲハ父:当たり前だ!

    俺は青銅鏡眼で生まれたし、生まれて数ヶ月にもならない我が子も青銅鏡眼だ!

    人の目が途中で変わるというのか!

 

修羅 :本当に何も知らんのか

    そうだな。人間はみな忘れるのだ。

    厚かましい...盗人共め... !

 

アゲハ母:今だ!

 

修羅 :うっ、これは... !

 

アゲハ母:良いぞ

    あの火がよく燃えるよう屋根の藁を落とそう

 

村人 :一、二!

 

狩人達:くああああ

 

長老 :油をよく染み込ませた網だ。

    消そうとしても周辺一面火だからまた火がつくだろう

 

アゲハ母:やった!

 

アゲハ父:…上手くいった。

    残忍な方法だが、自業自得だろう…

    大きい儀式を準備しないと

 

修羅 :その必要はない。

    「ソトン」の意志は、十分に理解した

 

アゲハ父:い、いや…なんで!火をあんなに... !

 

修羅 :敵の力を逆に利用する

    成る程

    ならば我も少し真似てみようか。

 

村人 :うああああっ

 


 

<ふぃるる先生コメント>

今週もありがとうございます:)幸多い1週間になりますように!

 

修正日:2023/09/27



コメント: 2
  • #2

    りんご (月曜日, 03 9月 2018 12:41)

    村壊滅の真相に迫る!
    結末はわかってるけど気になる〜
    ママが頼もしくてかっこいい
    修羅さまのハーフアップ素敵でございます

  • #1

    ネク (月曜日, 03 9月 2018 11:34)

    修羅様お出かけしたときの服で、帰ってきたときの髪型になったーーーー。
    あいかわらず青銅鏡眼がからむとすぐぶちぎれるし、青銅鏡眼の人との会話は見下げてて安心する。