カリ　：先生

 

アゲハ（戌）：待っていたぞ、時鬼の小僧め

 

カリ　：..............

　　　　誰が呪術を解いた。誰の仕業だ？

 

アゲハ（戌）：さあな、貴様だけが雨和院に潜り込んでいるわけではないのだ

　　　　　−時鬼よ

　　　　　妖鈴の泉では世話になったな

　　　　　ちょうど我が主が、礼を返せと命ぜられた

 

 

アゲハ（戌）：ほう、魂心を剥がすつもりか? 

　　　　　それでもかまわんぞ? 

　　　　　妖鈴の泉で此奴を守ろうと戦ってなかったか！

 

カリ　：貴様の貧弱な魂心がどちらかなど解っている心配はいらぬ

 

アゲハ（戌）：こいつは今俺を出さぬよう閉じ込めているのだ

　　　　　無理矢理引き剥がせばこいつも傷を負うぞ

 

　　　　　‼︎ 

 

 

---

 

ササ（修羅）：その者が首に下げている数珠...それが偽体と本体を繋ぐ呪具だ

　　　　　偽の体では本来の力の半分もでまい、

　　　　　数珠を取らせなければ勝機があろう

 

アゲハ（戌）：本体だろうが構いません、その様な不浄な輩!

 

ササ（修羅）：そう思うか？戌よ。

　　　　　雨和院による時鬼大討伐が行われる前の話だ、

　　　　　喰らった幽鬼の数多であり強靭、時の糸に対する執着も凄まじい…

　　　　　同じ時鬼でさえ畏れる名高い時鬼達が三人いた

 

　　　　　野血を独占していた'ピウ'

　　　　　雨和院側に大きな打撃を与えたが結局浄化の森南にて消滅

 

　　　　　北の地の'サラソ'

　　　　　番人に追われ負傷、そのまま逃げて百漢の地を去ったとされる

 

　　　　　そしてならず者の'カウリ'

　　　　　三時鬼の中で最後まで粘ったが、結局東側浄化の森で消滅した

 　　　　　−と思われていた

　　　　　だが、この三番目の時鬼は実に運が良かった…

 

---

 

＜ふぃるる先生コメント＞

今年もよろしくお願い致します:) 幸せな一年でありますように!

 

修正日：2023/08/22

＜管理人コメント＞

야혈（ヤヒョル）：ここは調べてもわからず「龍穴」としました。

혈（ヒョル）：これのみならば「竜脈が集中した場所」