人魚　：人間、人間ども..雨和院…

　　　　よくも、我を、呪術の材料などに... ！

　　　　ゴッ、ゴホッ、ゴホッ

　　　　か、体だ! 体がある!

　　　　あの忌々しい石ころから出たのか!

　　　　ハハ、ギハッ、クウウ...

 

ジンス：し、神源入口が...！

　　　　なんてことだ！

　　　　ウッ！

 

カリ　：本当に崩れたな、封印呪術が

 

ササ（修羅）：ははは…

　　　　ははは、はは！

　　　　はははははは！

 

　　　　やはり！

　　　　答えはすべて雨和院の中にあった！

　　　　さあ、時鬼よ! 感じるか!

　　　　この巨大な振動と歪む気の流れが!

　　　　七つの神源入口の一つがこのように崩れたのだ!

 

カリ　：(確かに)

　　　　(雨和院を囲んでいた気が弱くなったな。)

　　　　(うん？)

 

　　　　振動が止まったが

 

ササ（修羅）：だろうな。

　　　　あの'許諾'がすぐには崩れない。

　　　　まだ媒介体が六つも残っているのだ。

　　　　全部で七つだったろう

　　　　あと三つさらに破壊すれば'許諾'は耐えられない。

　　　　さて、それでは、こやつを処さねば

 

ジンス：な、何をするつもりだ...！

 

カリ　：記憶の糸の操作か

 

　　　　(この者の特技だった)

 

ササ（修羅）：貴様は何も覚えていないはずだ

　　　　我らの顔も、今日聞いた話も、

　　　　なぜこの場所がこうなったのかも、なにもかも。

　　　　忘れる事になる

　　　　では、そろそろこの場を去ろう

　　　　幸い1人に見られた程度で事が済んだ。

 

カリ　：あれはどうする。

 

人魚　：うう…くうう…

 

ササ（修羅）：愉快ではないか

　　　　雨和院に恨みを持つ幽鬼が、水神会首長に入るなんて

 

　　　　ん？

　　　　貴様も早くこの場を離れろ

　　　　さっそくここを調べにくるようだ

 

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ナリ　：何、まぶしい...

 

ウリ　：ごほっ！

 

ナリ　：ウリ！

 

ウリ　：ごほっ、ごほ、ううっ…

 

ナリ　：ウリ！どうしたの、うん？

 

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アゲハ（霊体）：だめだ! ハンヤを食い止めなきゃ!

　　　　武具...簪が... ウアア、あれは体にあった!

　　　　あっちは...束療院の方向！しっかり探してやがる、くそ！

 

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ナリ　：(あの時と同じ明るい光だ).

　　　　(あの神が来ているのんだ。)

　　　　(アゲハさんも、雨和院も...神は防げないのね)

 

ウリ　：...ヘナリ...？

 

アゲハ（ハンヤ）：あぁぁ、いよいよ、長年の使命を果たせる日が来る

　　　　一つの魂心は一人の人間の為のもの。

　　　　他の者の魂心に寄生しその力を盗む魂を引き取りに来た

 

ナリ　：そう! 私を迎えに来たのね、天神

　　　　私が、妹のミン・ヘウリだ!

 

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姓は家族の名前である。

幽鬼たちが性を通じて血筋を辿るのを防ぐ為に雨和院に入る全ての人々は姓を捨てている。 

たまに名前を完全に変えたり、変形させたりもする。

 

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＜ふぃるる先生コメント＞

姓を捨てたとしても家族との縁を切るわけではありません！

名前が変わるだけですから祝日になるとみんな故郷にかえります＾＾！

 

修正日：2023/09/24