アーチ:あまりにもとんでもない事を言った
ああ、思えば学生の時のお前と同じ事を言ったな
全く、魂医学で自分の糸を使えば良いと言うなんて!
アゲハ:本当にそう言ったのか?
カリ :はい
アゲハ:ハハハッ、そんな事言ったのか!
怒られるな、そんな事言ったら
この子がタマコを拾ったのは俺が確認した、
俺のせいで落として全部爆発したが
アーチ:とにかく、あなたはすぐ騒ぎを起こさずに早く体に入りなさい
また危ない事で周りに迷惑かけずに、
あなたも教授なら教授らしく振る舞って
来る途中、男子学生寮の様子がおかしいと聞いたわ
早く行って解決して
カリ :知り合いですか?
.
アゲハ:入学同期だ。
あまり仲は良くないが
カリ :そのようですね
アゲハ:ところでお前魂医学も受けてんの?
何に使うんだよ
カリ :俺は全科目の受講を申請しました
アゲハ:何おお?!
何でそんな事を?!
カリ :出来るだけ多くの学生と先生に会わねばなりませんでしたから
アゲハ:なんで?
カリ :先生を見つける為です
思ったより早く見つかったが、
人間達の研究を学ぶのは悪くないでしょう
反許諾の手がかりになるか誰が知っているか
[雨和院 男子学生寮]
学生 :なんだ、鬼手どうしたの?
あんなに集まった事ないのに...
学生 :ムイ婆さん連れて来た方が良いんじゃない?
ホソ :うう…木香館も大騒ぎだったのに、
寮までなんで…?
アゲハ:今日に限って鬼手が多くないか?
カリ :様子がおかしいというのがこれでしょう
アゲハ:こっちも入口を警戒するか…これまでは堂々と突入してきたから…
よし、今度はこっそり入ってみよう!
カリ :先生は気が強くてすぐバレそうですが
アゲハ:でも、お前は違うだろ
カリ :……
カリ :(…閉じ込められた)
アゲハ:こっそり入るのに窓をあんな風に閉めるか、乱暴だな
どうやら少し時間がかかりそうだな?
俺たちはその間に建物の外を見てみよう
指抜いて逃げるのはなしだ!
ポムイ:僕は反則しないもん!
誰かさんとは違う!
アゲハ:ああそうか、そうだろう!
お?ムイ婆さん!
どうしたんです?
ここ集まってた鬼手達を婆さんが追い出したの?
ムイ婆:何じゃ?
アゲハか…みすぼらしい姿だがついにくたばったか
アゲハ:死んでないですよ?
それより婆さん、鬼手達見てない?さっきまでここに沢山いたのに
ムイ婆:それは見てないが…
この頃鬼手達の動きがおかしい
アゲハ:え…?
ムイ婆:本来はしないのに群れて動いている
まるで誰かに命令されてるように...
アゲハ:それが今日だけじゃなく…最近ずっとそうだった?
ササ(修羅):……リ…カリ
いや…カウリ
はは... そうだ、一度少し話をする必要があった
そうであろう?
カリ :(身動きできない)
(子供の幽鬼ではありえない)
(誰だ…?)
(畜生、声がぼやけて聞こえる)
(くそ…!)
<ふぃるる先生コメント>
へへ捕まったカウリ
修正日:2023/09/02
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