虎の旦那1

ササ　：うあああーだめだ!

　　　　練習の時は確かに変わったのに!

　　　　いいな、カリ! お前は満点だ、きっと!

カリ　：成績出たらわかるだろ

ササ　：そんなの出なくてもわかるさ〜

　　　　お前の武具が一番変わったじゃん!

カリ　：そうだったのか

ササ　：どうやるんだ、本当に？

　　　　俺は説明聞いても一つも分からない。

　　　　ねえ、カリ- お前が俺にちょっと教えてよ駄目?

　　　　カルセ先生は言葉がすごい難しくて-

学生　：今帰って来た学生もいるからもう一度言います!

　　　　来週から3日間雨和大同祭を行います!

　　　　雨和院で年に一度行われる最大の祭祀です！

ササ　：雨和大同祭？

学生　：雨和院中の雑鬼を慰め、

　　　　学生の健康と幸福を祈願する行事ですので、

　　　　全ての学生が必ず参加してください

　　　　各自大同祭での役割はここにあるので確認して下さい

ササ　：どこ、どこ…やった俺は祭祀料理係！ちょっとつまんでもいいかな?

　　　　カリお前は…プハっ！

　　　　お前はついてない、カリ。'雑用'組だ！

学生　：それから、

　　　　大同祭のため夕方四神会首長様達がいらっしゃいます!

　　　　ですので本日午後の授業は全て休講です!

ササ　：やった！

学生：　後でコダマが放送しますが、

　　　　それでもここにいない友達に伝えて下さい!

ササ　：四神会万歳！

　　　　そういえばお前どこ出身なの？俺は地神会！

カリ　：俺は…

［百漢は、首都を中心に四つの管轄区があり、百漢の民なら必ずこの四つの管轄区域の一つに属する事になる］

［カリの場合、山神会所属となるようセスルが手続きをしてくれた］

カリ　：山神会

ササ　：ああ、じゃあ山暮らし？

　　　　山神会首長は体がすごいらしいけどどの位大きいの?

カリ　：直接見た事ないからわからない

ササ　：そう？

　　　　あ、じゃあ後で四神会の見物に行こうぜ!

カルセ：さあ、さあ-アゲハ！

　　　　もうそろそろ起きて服を着よう

　　　　四神会首長の四方が皆集まる席なのに…

　　　　これじゃ行けないだろ

　　　　よいしょ

アゲハ：うあああああ面倒くさくて死にそう!

　　　　何だって、学校大同祭に四神会首長が来るんだよ？

　　　　そんで何故迎える席に俺まで出ないといけないんだ!

カルセ：雨和院大同祭はいつも首長様達が参加してくれてる

　　　　それにもうお前も雨和院の先生だから礼を尽くさなきゃ

アゲハ：（'もうお前も'）

（アゲハ：受け入れるよ）

　　　　（雨和院の…人間の一員になるのを）

アゲハ：分かった、服着るよ！

カルセ：アゲハがどうゆう訳だ言葉で説得できるとは

アゲハ：どうせ行く時までしつこいだろ！

従者　：間も無く、下に〜下に〜

　　　　四神会首長お越しです！

ササ　：ワァーすごい。教授達皆んな来てる

　　　　あそこを見ろよ

［水神会首長泰人魚ジュラン］

ササ　：水神会首長様だ!

　　　　本当に人魚だね、俺人魚初めて見た

　　　　人魚の服は波絹というもので作るんだって

　　　　それで水の外に出てこれるんだって

　　　　着れば水の中にいるのと同じになるんだ

　　　　あ、俺らの首長様だ！

［地神会首長大蛇ハド］

従者　：地神会首長お越しです！

ササ　：厚着してるね!

カルセ：ササ君、声少し抑えて下さい

ササ　：あっ、はい！すみません、先生

［空神会首長空カササギヒチャ］

従者　：空神会首長お越しです！

ササ　：あの首長様の翼、本物の翼だって

　　　　だから本当に飛べるんだ。最高だろう?

カリ　：そうだな

ササ　：あ、君らの首長様だ！

［山神会首長山虎スチョン］

従者　：山神会首長お越しです！

ササ　：ウワッ、本当に体が大きい

　　　　えぇ、何あれ？何を抱えてるんだろう？

カルセ：あれはご位牌です

　　　　山神会首長様の奥方が先日お亡くなりになりました

ササ：ああー

カリ　：（...そうだとしても、）

　　　　（あんなものを学校に入れてもいいのか？）

　　　　（まあ、俺の知った事ではないが）

従者　：山神会首長お越しです！

虎首長：…うん？ああ、やはり

　　　　雨和院に来て正解だな

　　　　雨和院で見つけられると思った

　　　　そうだろう.....夫人

＜ふぃるる先生コメント＞

ぽろろん

修正日：2023/09/03

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