カリ4

アロン:あ~ついに!

 

セスル:あああ…れ、あれは何だ! あれまさか狩人達なの?!

    あれ全部⁈

 

アロン:そうみたいですね~

    まず妖鈴の泉の軽い結界から壊そうとするでしょう?

    そのあと弱体化した「許諾」を解いて侵入する

    

    さあ!

    私たちもついて行きますか!

    食べ尽くしちゃいましょう!

 

長老 :今すぐ番人たちを…

 

長老 :しかし…

 

長老 :それはまだ…

 

長老 :ちょっと待ってください、それは…

 

長老 :とにかく今は素早い対処が重要です!

 

長老 :しかし、そうだとしたら…

 

長老 :一刻を争うのです!

 

長老 :現実を…!

 

 

アーチ:もどかしいですね、何時間も中身の無い話ばかり

 

カルセ:あ、アーチ先生

 

アーチ:はぁ…

    いつ何が攻めてくる分からないのに机上の空論とは

 

カルセ:計画を論じるのも大切な事です

 

アーチ:計画もほどほどに立てないと。 会議のための会議です。

 

カルセ:間違ってはないですが…

 

アーチ:分かってます、私がこんな事を言うなんて笑えるでしょう

    でも昨年の事件を見て、私も雨和院と神鷹には懐疑信を抱いたんです

    あの時の神鷹は...

    やはり、幽鬼か…と思ったというか

    雨和院は幽鬼と共に生きる所ではあるが...

    アゲハの待遇を考えると...

    それは…

 

カルセ:人にする事ではなかったでしょう

 

アーチ:……そうです。

    私は...皆んなが安全ならば良いと思ってました。

    アゲハも…

    雨和院にいれば安全だと…考え…!

    

    先生、この気は!

 

神鷹 :結界が…!

    攻撃されている!

 

アーチ:カルセ先生!

 

コダマ:あ、あー。

    学生の皆さんにお知らせします。

    1,2,3年生は全員寮に入ってください。

    4年生、5年生の制圧科学生は制圧服に着替え、本館前に集合してくださいね下さい!

 

生徒 :何だ、どういうこと?

 

生徒 :さっき気の揺れはおかしかった、絶対

 

生徒 :雨和院、攻撃されるのか?

 

生徒 :とにかく、早く部屋に入ろう

 

生徒 :怖いな…

--

 

アゲハ:うわっ!

 

カウリ:はは、これほど力を出し続ければその体も疲れる

    本当に人間のようだ

    だからこそ限界がある!

 

アゲハ:(二人が似すぎてる。 戦いが長引く)

    (勝負がついたとしてもカウリは無条件で傷つく)

    (「あいつ」は… 記憶をどこまで持っているんだ?)

    (戦闘の記憶は確かにある)

    (しかしそれだけで動けるものなのか?)

    (記憶ってそう、都合よく切り取れるのか?)

    (操られてるわけじゃないのに照らすあの赤い光...)

    (あれは、弄られたものだ)

    (カウリを攻撃するように記憶の糸が弄られた)

    (だからカウリを攻撃してるんだ)

    (「あいつ」は、きっと他の記憶も持っている)

    (記憶の糸さえ弄られてなかったらあいつは俺が知ってる... )

    (カリ…)

    (こんなの絶対間違ってる)

    (死者に対する冒涜だ)

    (あのまま放っておけない。送ってやらなきゃ)

 

    「鬼道!」

 

カウリ:先生?

 

カリ :…へぇ

    これはちょっとずるいんじゃないですか?

    先生

 


 修正日:2023/10/01



コメント: 1
  • #1

    九官鳥 (水曜日, 02 10月 2019 22:05)

    最後のセリフと顔で死んだ