カホン:(あれは何だ?龍?)
(殿下も本来の姿の時あそこまで巨大ではなかったが…)
(一体あれは…)
(…蛇!)
(洞窟職人*だ!)
*洞窟職人:地下にのみ住む巨大ヘビ。
ヘビが通った長さの洞窟になるので洞窟職人(ドングルジャンイ)と呼ぶ。
到来兵:あ...あれは何だ?
到来兵:あんなにも巨大な蛇とは…
うああああ
到来兵:う…うう..うあああ…!
カホン:あの、小刀みたいなものありますか!刃物なら何でも良い!
到来兵:その...こんなものしか...
カホン:それでいい!
到来兵:それで一体どうするんだ!
カホン:6年間、竜の頭に刺さった柿を奪って過ごした
それが少しでも役に立つかもしれない
(…良し、冷静に)
(これは...少し大きい殿下だ)
到来兵:お、おい!
カホン:(尻尾を刺激すれば!)
(くっ、良し、頭と近くなった!)
(今!)
到来兵:く、く…食われたぞ!
カホン:くそ...落ち着け
気を引き締めなければ
この蛇に毒はないと聞いた
だが、口の中がこう洞窟のようになってるとは
呼吸!
開いた!
こんな、早く閉じるのか
あれは..
蛇の頭に打ち込まれていたのと同じ色の宝石。
貫いて口の上まで突き破ったのか?
それならあれを抜かないと-
ゴンガ:やめておけ
宝石を取るつもりならやめておけ
大蛇が統制を失って暴れ狂うぞ
カホン:誰…だ! なぜこんな所に人がいるんだ!
ゴンガ:あの宝石が変だとを感じたなら見当ついたんじゃないか.
俺は野渦族の呪術師のゴンガだ
今この大蛇を使役している
お前は見るに…到来の守備隊ではないようだが
なんでこの魔物に乗り込んだ
カホン:あの頭の宝石を抜きにきたんだ!
洞窟職人はただの獣ではない
こんなに勝手に扱ったら必ず大被害を被るぞ!
ゴンガ:ほお、何とも感心
これが何かよく知ってるようだな。
到来では封印の山の住民なら知ってそうだが
カホン:くっ、
ゴンガ:いずれにせよ心配ないな
野渦は被害を被害を喜んで甘受するつもりだ
加えて恐れることもない、家も寺もない身の上だ
こんな霊物の力でも借りなければ、
野原をさ迷い皆飢え死にする状況だ
カホン:うあああああ
ゴンガ:その程度の被害が何だと言うのだ
<ふぃるる先生コメント>
どんどんお腹の中へ〜!
修正日:2023/09/06
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